内容説明
文字は古代の経済にどのように関わっていたのか。予算・決算書、租税台帳、借金の証文、品物札、通行証などを通して、文字がコントロールした流通経済の姿を再現。古代の情報管理を支えた文字の実態を具体的に解明する。
目次
1 財政・負担と文字(予算書と決算書;税の貢進;出挙の運用 ほか)
2 流通・交通と文字(市と文字;通行証;律令交通制度と文字)
3 生産・管理と文字(土地支配;物品の請求;物品の管理 ほか)
著者等紹介
平川南[ヒラカワミナミ]
1943年生。国立歴史民俗博物館教授
沖森卓也[オキモリタクヤ]
1952年生。立教大学文学部教授
栄原永遠男[サカエハラトワオ]
1946年生。大阪市立大学大学院文学研究科教授
山中章[ヤマナカアキラ]
1948年生。三重大学人文学部教授
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