出版社内容情報
『出雲国風土記』を考古学の成果から再検証し、役所の姿、数々の寺院を復元。古代都市としての出雲国の成立を明らかにする。「八雲立つ」と称される古代の出雲は、奈良時代に入る頃、大きな変革を迎えた。土地の様子や特産物、地名の由来などを記した地誌『出雲国風土記』を考古学の成果から再検証し、地域社会の実像に迫る。役所である国府や郡(ぐう)家(け)、整備された道路、数々の寺院を復元し、律令国家の地方支配の実態を解明。古代都市としての出雲国の成立を明らかにする。
古代出雲国の成立―プロローグ/姿を現した出雲国府(地方の古代都市/国庁の建物をさぐる/出雲国府と国郡制の成立)/郡からみた出雲国(地方支配の拠点/出雲国の郡家/郡家と正倉/動く郡家)/祈りの場(『出雲国風土記』と寺院/仏教の浸透と広がる寺院/出雲国分寺の造営/出雲の神社)/出雲国の道と景観(姿を現した正西道/官道と国府・駅)/外国への窓口としての出雲国―エピローグ
大橋 泰夫[オオハシ ヤスオ]
1959年、栃木県に生まれる。1982年、早稲田大学第一文学部卒業。2007年、博士(文学・早稲田大学)。現在、島根大学法学部教授 ※2016年10月現在【主要編著書】「地方官衙と方位」(岡内三眞編『技術と交流の考古学』同成社、2013年)、「国分寺と官衙」(須田勉・佐藤信編『国分寺の創建―組織・技術編―』吉川弘文館、2013年)
内容説明
古代出雲は、奈良時代に入る頃、大きな変革を迎えた。当時の様子を記す地誌『出雲国風土記』を考古学の成果から再検証し、役所の姿、整備された道路、数々の寺院を復元。古代都市としての出雲国の成立を明らかにする。
目次
古代出雲国の成立―プロローグ
姿を現した出雲国府(地方の古代都市;国庁の建物をさぐる;出雲国府と国郡制の成立)
郡からみた出雲国(地方支配の拠点;出雲国の郡家;郡家と正倉;動く郡家)
祈りの場(『出雲国風土記』と寺院;仏教の浸透と広がる寺院;出雲国分寺の造営;出雲の神社)
出雲国の道と景観(姿を現した正西道;官道と国府・駅)
外国への窓口としての出雲国―エピローグ
著者等紹介
大橋泰夫[オオハシヤスオ]
1959年、栃木県に生まれる。1982年、早稲田大学第一文学部卒業。2007年、博士(文学・早稲田大学)。現在、島根大学法文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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イツシノコヲリ(丹波國)
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