内容説明
民衆が歴史の表舞台に登場した室町・戦国時代。飢饉や世上不安の中、掠奪の限りを尽くし、幕府に徳政を要求した土一揆は果たして村民の抵抗運動だったのか。その実態を検証し、民衆にとって土一揆とは何かを考える。
目次
土一揆とは何か―プロローグ
十五世紀前期の京都と土一揆
土一揆来襲の恒常化
足軽・悪党・土一揆
自衛する村・町と土一揆
一揆の時代
百姓一揆の時代へ
民衆の中世を考える―エピローグ
著者等紹介
神田千里[カンダチサト]
1949年、東京都に生まれる。1983年、東京大学大学院博士課程単位取得退学。現在、東洋大学文学部教授
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