人物叢書 新装版<br> 吉田東洋

人物叢書 新装版
吉田東洋

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  • サイズ B6判/ページ数 200p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784642051521
  • NDC分類 289
  • Cコード C1323

内容説明

明治維新を導いたかくれた人物、吉田東洋は案外知られていない。藩制改革の主柱として、藩営専売仕法の実施などにより、土佐藩を西南雄藩の一つたらしめた彼の生涯は、幕末史における特異な存在として、いま新しく見直すべきであろう。本書は、理想と情熱に生き、保守・革新の谷間に悩んだその人間像を描き余すところのない好著である。

目次

第1 吉田東洋とその家譜
第2 天保の藩政改革
第3 豊煕と吉田東洋
第4 容堂と東洋
第5 新おこぜ組
第6 藩政改革
第7 東洋と土佐勤王党
吉田家略系図
吉田東洋略年譜

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

denz

2
土佐勤王党との関係から、「奸物」のイメージがどうしてもついてしまうが、藩内の守旧派と闘いながら、階級制度の打破、貿易の推進、学問の振興、海外の情報収集など勤王党没落後の土佐藩の政策、また人材の基礎を作り上げた。中江兆民も東洋のつくった文武館によって「蕃学」を学ぶ機会を得た。武市瑞山との対立は、武市が薩長との京都結集の約束に固執したことに対して、東洋が自重を促したことであったという。また山内容堂をして、「とても当節無事に生きる男にてはなし」と言わしめた個性が災いしたようだ。2012/04/14

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