内容説明
医療や諸科学の“近代的な知”に不満や限界を感じた人々は、それに代わる“癒す知”=自然食や心理療法を求めた。玄米食を尊ぶ正食運動や、身心の自然機能により神経症を治療する森田療法は、宗教や霊性と科学の知をどのように融合させようとしたのだろうか。痛みや苦しみから解放された「生きがいある生」を探ろうとした、もう一つの精神史。
目次
1 “癒す知”の系譜学(ポストモダンの“癒す知”;近代科学と代替知運動 ほか)
2 「食養」としての“癒す知”(「自然食」の源流;石塚左玄と食養会運動 ほか)
3 心理療法としての“癒す知”(日本の心理療法史と森田療法;呉秀三から森田正馬へ ほか)
4 世界観としての“癒す知”(食養運動の転回;新しい世界観 ほか)
著者等紹介
島薗進[シマゾノススム]
1948年東京生まれ。1972年東京大学文学部宗教学科卒業。現在、東京大学文学部(大学院人文社会系研究科)教授
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