内容説明
森には木々に木の実に草に花―。でも、それだけ?すぐそこに、きのこも生えているでしょう。目をこらして見てみれば大きいきのこ、小さいきのこ、可憐なきのこ、不思議なきのこ。実は木が緑の葉を茂らせているのも、足元の腐葉土がふかふかなのも、みんなきのこのおかげなんです。そんなきのこの不思議なくらしを、この本では全部「実物大」の写真で紹介。ようこそ、きのこワンダーランドへ。
目次
1章 ようこそ、きのこワンダーランドへ―森をつくるきのこ(色いろいろ;森の乙女たち;きのこの五形 ほか)
2章 きのこのくらしかた、いろいろ―物を食べるきのこ(仁王様;腐生菌、地面の下の秘密;続・腐生菌森の御三家 ほか)
3章 きのこは自然の贈り物―人と出会ったきのこ(きのこ偉人伝;利用、薬;きのこの名前 ほか)
著者等紹介
大作晃一[オオサクコウイチ]
1963年千葉県生まれ。東海大学理学部化学科卒業。オフロードバイクで野山を駆けめぐっていたとき、きのこに興味を覚える。以来、きのこの写真を精力的に撮り続け、国内外の図鑑に多くの写真を提供している
吹春俊光[フキハルトシミツ]
1959年福岡県生まれ。京都大学農学部農林生物学科卒業。農学博士。千葉県立中央博物館勤務。京都大学総合人間学部非常勤講師。専門は菌学
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感想・レビュー
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やどかり
21
きのこの写真がいっぱい。この前海の近くで見つけたきのこの種類も判明してスッキリ(笑) きのこと言うより、サンゴのような形をしたものがあったり、毒きのこの説明もあったりで楽しめる。何気に最後あったきのこパスタのページがおいしそうでよかった。2019/09/25
ひねもすのたり
12
突如、庭に生えてきたキノコの名前と生態を知るために読んでみましたが、妖しげなきのこのカタチや生態に目を奪われました。 きくらげがきのこ仲間だった・・コレラタケなどという物騒な名前のきのこ・・・「死の天使」の異名を持つドクツルタケ・・・とにかくきのこワンダーランドはディープです。 先日読んだ『きのこ会議』(夢野久作)で、滔々と悪の論理を展開する蠅取り茸の正体がテングタケだと知ることも出来ました。 とにかくイロイロと勉強になりました。 2014/11/30
ネロ
8
資料用です。まさにワンダーランド。キノコの造形ってなんでこんなに不思議で癒されるんでしょう。必然性のわからない形態のものもあるけど、そこが神秘的で美しいですね。2013/02/28
るう
6
ページをめくるたびに超ワクワクします(≧∇≦)2013/03/18
ももっち
5
ちょっと一息。きのこ大好き!きのこ本は図鑑含めて12冊位持ってるけれど、この本はビジュアル重視。ただただ、きのこの魅力が詰まっています。2015/10/23