青年海外協力隊は何をもたらしたか―開発協力とグローバル人材育成50年の成果

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青年海外協力隊は何をもたらしたか―開発協力とグローバル人材育成50年の成果

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  • サイズ A5判/ページ数 336p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623076215
  • NDC分類 329.39
  • Cコード C3031

出版社内容情報

歴史ある代表的「国民参加型ODA」の実態を、様々な学問的アプローチにより総合的に分析。国民参加型ODAであり、国際協力機構(JICA)が実施している青年海外協力隊。この事業は、途上国の人々に変化をもたらす開発協力と、グローバル社会で活躍する日本人の育成という二つの顔を持ち、1965年の発足から50年を超えた。本書は、様々な学問的視点から、隊員への意識調査やインタビュー、参与観察や一次資料等を駆使し、隊員の実際の活動のほか、事業の制度や組織を総合的に分析。協力隊の役割を捉え直し、その意義を検証する

はじめに



序 章 青年海外協力隊の学際的研究(岡部恭宜)

 1 青年海外協力隊の成果を分析する

 2 国際ボランティアとしての協力隊

 3 開発協力と人材育成を分析する視点

 4 各章の概要





 第?部 歴史と制度・組織



第1章 青年海外協力隊の50年──起源と発展(岡部恭宜)

 1 青年海外協力隊の起源と発展

 2 協力隊の歴史を問う意義と分析視座

 3 協力隊創設の国際的要因:対米関係,冷戦

 4 協力隊創設の国内的要因

 5 協力隊事業の持続的発展

 6 歴史に由来する協力隊の発展

 コラム1 協力隊の多面的な活動?:「障害と開発」分野の協力隊員(土橋喜人)



第2章 ボランティア事業における現地事務所の役割(山田浩司)

 1 ボランティア調整員はなぜ配置されているのか

 2 調整員制度と現地事務所の役割の変遷

 3 ボランティア活動を持続的な成果に導く条件

 4 現地事務所全体としての協力隊支援

 5 2016年以降の持続可能な開発への取組みに向けて



第3章 青年海外協力隊短期派遣と「グローバル人材育成」(藤掛洋子)

 1 青年海外協力隊を知るために

 2 「グローバル人材育成」と青年海外協力隊

 3 短期派遣/ボランティアに関する先行研究

 4 調査方法とインタビュー対象者について

 5 聞き取り調査から見えてきたもの

 6 課題と提言:短期ボランティア制度の発展のために

 7 グローバル社会に生きる「グローカル人材育成」を目指して

 コラム2 協力隊の多面的な活動?:ブラジル野球の現状と展望(黒木 豪)





 第?部 隊員は何をしたか──開発協力の担い手



第4章 青年海外協力隊とキャパシティ・ディベロップメント(細野昭雄)

 1 キャパシティ・ディベロップメントを目指す技術協力

 2 CDのプロセス

 3 「算数大好きプロジェクト」と「考える教育」への貢献

 4 ジャパン・ブルー」と「マヤ・ブルー」の出会い:藍の文化の復興への貢献

 5 チャルチュアパ遺跡の発掘・保存と考古学の発展,マヤ文化観光への貢献

 6 3つの事例に見るCDと協力隊の役割

 7 協力隊ならではのCDへの貢献:結語にかえて

 コラム3 エルサルバドル考古学における学術的貢献(市川 彰)



第5章 「心」にはたらきかけた隊員たち──バングラデシュの予防接種,ホンジュラスのシャーガス病対策から考える(上田直子)

 1 隊員は何を変えたか

 2 ソーシャル・キャピタルとセンチメント

 3 バングラデシュの予防接種事業:信頼と規範

 コラム4 ベデを追って(上田直子)

 4 シャーガス病対策:応答性

 5 人々の「心」にはたらきかける



コラム5 天然痘撲滅計画と協力隊…金子洋三



第6章 青年海外協力隊隊員の役割と可能性──バングラデシュ国初等教育分野における活動事例(馬場卓也・下田旭美)

 1 国際教育協力の課題

 2 バングラデシュにおける初等教育の現状と課題

 3 調査の目的と方法

 4 調査結果I:協力隊員が有する知識の特徴

 5 調査結果II:PTIにおける事例研究

 6  考察とまとめ:協力隊員による教育改善への貢献可能性

 コラム6 シリアにおけるパレスチナ難民キャンプへの教育支援(辻* 康子)*辻は1点しんにょう





 第?部 隊員について知る──人材育成の成果



第7章 協力隊員の類型化──参加動機から見る隊員像──…須田一哉・白鳥佐紀子・岡部恭宜

 1 協力隊員の人物像

 2 ボランティアの類型化研究

 3 協力隊員の6つの類型

 4 6つの類型の解説と考察

 5 類型化の有用性と今後の分析への課題

 コラム7 現地に溶け込むために何をしたか:テキスト分析から見る異文化交流(須田一哉)



第8章 落胆と「成果」──太平洋島嶼の地域性と青年海外協力隊(関根久雄)

 1 「見えない」成果へのアプローチ

 2 レント・産業・サブシステンス:太平洋島嶼の「豊かさ」

 3 太平洋島嶼地域と協力隊

 4 「豊かさ」への戸惑いと協力隊員の成長

 5 太平洋島嶼という地域性から見た成果



第9章 「めげずに頑張り続ける力」はどこから来るのか──パネルデータおよびインタビューによる分析(佐藤峰・上山美香)

 1 「グローバル人材」の前提としての「めげずに頑張り続ける力」

 2 分析枠組みおよび分析対象

 3 活動状況と活動目標達成への努力から見る「めげずに頑張り続ける力」

 4 「めげずに頑張り続ける力」をサポートし,「グローバル人材」として育成するために

 コラム8 失敗から学ぶ」から学ぶ…佐藤 峰・上山美香





 第?部 国際比較



第10章 アジアの国際ボランティア事業──欧米との比較研究(岡部恭宜)

 1 アジアと欧米の国際ボランティア事業の比較

 2 比較の枠組みと欧米の国際ボランティア事業

 3 アジアの国際ボランティア事業

 4 「アジア型」の登場か,「欧米型」への収斂か



第11章 政府系ボランティアのパイオニア・米国平和部隊の非政治性──ラテンアメリカ地域の事例を中心に(河内久実子)

 1 政府系ボランティアのパイオニア

 2 ピースコーの誕生と非政治性

 3 ピースコーのラテンアメリカにおける展開

 4 ピースコーの苦悩:ラテンアメリカの事例から

 5 ラテンアメリカにおけるピースコーの半世紀の活動から見えること



第12章 英国VSOとJICAボランティア事業(松本節子)

 1 進化を続ける組織

 2 VSOの沿革とその発展

 3 VSOの今日

 4 JICAボランティア事業がVSOから学べること

 5 ボランティア派遣事業の行方

 コラム9 英国の国際市民サービス(ICS)プログラム(松本節子)





終 章 国際ボランティアとしての青年海外協力隊──成果,提言,展望(岡部恭宜・三次啓都)

 1 青年海外協力隊に対する評価

 2 協力隊の成果

 3 協力隊事業に関する課題と提言

 4 協力隊事業の今後の方向性

 5  開発協力とグローバル人材育成のあいだ



索  引

岡部 恭宜[オカベ ヤスノブ]
編集

内容説明

国民参加型ODAであり、国際協力機構(JICA)が実施している青年海外協力隊。この事業は、途上国の人々に変化をもらたす開発協力と、グローバル社会で活躍する日本人の育成という二つの顔を持ち、1965年の発足から50年を超えた。本書は、様々な学問的視点から、隊員への意識調査やインタビュー、参与観察や一次資料等を駆使し、隊員の実際の活動のほか、事業の制度や組織を総合的に分析。協力隊の役割を捉え直し、その意義を検証する。

目次

青年海外協力隊の学際的研究
第1部 歴史と制度・組織
第2部 隊員は何をしたか―開発協力の担い手
第3部 隊員について知る―人材育成の成果
第4部 国際比較
国際ボランティアとしての青年海外協力隊―成果、提言、展望

著者等紹介

岡部恭宜[オカベヤスノブ]
1966年生まれ。同志社大学法学部卒業。外務省勤務の後、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。東京大学社会科学研究所助教、国際協力機構JICA研究所主任研究員を経て、東北大学大学院法学研究科教授、JICA研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Akio Kudo

2
★★ 4500円もして、学識者らしい読みにくい文章。しかし、内容は驚き。JICAの関連者が出しているのにも関わらず、「派遣されている意味が無い」「援助の必要があるのか」「現地での隊員同士の人間関係が苦痛」「応募者が減っている」など公表が躊躇われる事実が書かれてある。2018/09/30

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