内容説明
お説教なし、押しつけなし、子どもの声にただただ耳を傾ける。そういったチャイルドラインでの活動を通して、子どもの「ことば」の奥にある「こころ」を受けとめることに全力を傾けてきた著者が、これまでの経験をもとに子どもの気持ちやことばを受けとめる工夫・具体的なスキルをまとめた、子どもと関わる人必読の書。自分の気持ちを伝える、相手の思いを受けとめるなど、普段の生活のなかでも役立つスキルが満載。
目次
1 気持ちを聴くために必要なこと(そのときどんな気持ちだった?;びっくりしている ほか)
2 つながるためのスキル(対等、丁寧なコミュニケーション;自分の状態を知っておく ほか)
3 「どうしたらいいですか?」を受けとめるスキル(もう少し詳しく聴かせて;困ったときの気持ちを聴く ほか)
4 話すこと聴くことの意味を考える(遅れている取り組み;棚おろしの役割 ほか)
5 スキルと考え方の道具箱(話し合うことと行動すること;それぞれのスキル ほか)
著者等紹介
山口祐二[ヤマグチユウジ]
1956年、福岡県に生まれる。1978年に西南学院大学経済学部卒業後、1987年まで、九州大学教育学部にて研究生・聴講生として臨床心理学を学ぶ。この間、心理教育相談室相談員としてカウンセリングや訪問支援の経験を重ねる。その後、児童相談所一時保護所指導員、児童養護施設児童指導員及び心理カウンセラー、ひきこもり地域支援センター相談員などを通じて、子どもや若者の支援に従事。現在、近畿大学九州短期大学非常勤講師、福岡こども短期大学非常勤講師として保育士養成に携わるとともに、チャイルドライン@ふくおか事務局長、福岡いのちの電話スーパーバイザーを務めるほか、福岡若者サポートステーションコーディネーター、福岡市こども総合相談センター子育て見守り訪問統括コーディネーターなど、子どもや若者を支援する活動を幅広く展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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