出版社内容情報
全世界の研究ネットワークを駆使して、不平等の最新動向を隔年で報告。ベストセラー『21世紀の資本』を生み出したデータべースを基に、不平等の最新動向を、全世界の100人以上の研究者ネットワークを駆使して、隔年で報告する新たな年鑑プロジェクトがスタートする。
世界の所得と資産の状況を、革新的な手法で網羅的に分析し、民主的な議論に貢献する本シリーズは、研究者のみならず、政治、社会に関心を寄せるあらゆる人々に必携の書となるだろう。図表多数。
本書の概要
I 『世界不平等レポート2018』の目的は何か
II 世界的な所得不平等に関するわれわれの新しい知見とは何か
III 民間財産と公共財産の所有の変化が不平等に関して問題になるのはなぜか
IV 世界的な富の不平等に関するわれわれの新たな知見
V 世界的な不平等の今後と、それに対する取り組み
はじめに
第 I 部 WID.world プロジェクトと経済的不平等の測定
第 II 部 世界的な所得不平等の傾向
2.1 世界的な所得不平等の動向
2.2 各国間の所得不平等の傾向
2.3 各国内の所得不平等の傾向
2.4 アメリカ合衆国における所得の不平等
2.5 フランスにおける所得の不平等
2.6 ドイツにおける所得の不平等
2.7 中国における所得の不平等
2.8 ロシアにおける所得の不平等
2.9 インドにおける所得の不平等
2.10 中東における所得の不平等
2.11 ブラジルにおける所得の不平等
2.12 南アフリカ共和国における所得の不平等
第 III 部 公的資本と民間資本の動向
3.1 世界各地の富/所得比率
3.2 先進国における総国富/国民所得比率の推移
3.3 旧共産主義国の比較
3.4 中国における資本の蓄積、民有財産、不平等の拡大
3.5 ロシアにおける民有財産の増加
第 IV 部 世界の富の不平等の推移
4.1 世界の富の不平等──推移と今後の予測
4.2 世界各地の個人財産の不平等の推移を比較する
4.3 アメリカ合衆国における富の不平等
4.4 フランスにおける富の不平等
4.5 スペインにおける富の不平等
4.6 イギリスの富の不平等
第 V 部 経済的な不平等と闘う
5.1 世界の所得の不平等は今後どうなるか?
5.2 富裕層における不平等の拡大と闘う──累進課税の役割
5.3 世界規模の租税政策──世界金融資産台帳の必要性
5.4 貧困層における不平等と闘う──教育を受ける機会と高報酬の仕事を得る機会の平等化
5.5 過去からのメッセージ──政府は未来に向けて投資せよ
結論
付録
ファクンド・アルヴァレド[ファクンドアルヴァレド]
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ルカ・シャンセル[ルカシャンセル]
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トマ・ピケティ[トマピケティ]
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エマニュエル・サエズ[エマニュエルサエズ]
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ガブリエル・ズックマン[ガブリエルズックマン]
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徳永優子[トクナガユウコ]
翻訳
西村美由起[ニシムラミユキ]
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内容説明
全世界の研究ネットワークを駆使して不平等の最新動向を、隔年で報告。
目次
第1部 WID.worldプロジェクトと経済的不平等の測定
第2部 世界的な所得不平等の傾向(世界的な所得不平等の動向;各国間の所得不平等の傾向 ほか)
第3部 公的資本と民間資本の動向(世界各地の富/所得比率;先進国における総国富/国民所得比率の推移 ほか)
第4部 世界の富の不平等の推移(世界の富の不平等―推移と今後の予測;世界各地の個人財産の不平等の推移を比較する ほか)
第5部 経済的な不平等と闘う(世界の所得の不平等は今後どうなるか?;富裕層における不平等の拡大と闘う―累進課税の役割 ほか)
著者等紹介
アルヴァレド,ファクンド[アルヴァレド,ファクンド] [Alvaredo,Facundo]
パリ経済学校教授。世界不平等研究所共同ディレクター
シャンセル,ルカ[シャンセル,ルカ] [Chancel,Lucas]
パリ政治学院講師。世界不平等研究所共同ディレクター
ピケティ,トマ[ピケティ,トマ] [Piketty,Thomas]
社会科学高等研究院教授。パリ経済学校教授。世界不平等研究所共同ディレクター
サエズ,エマニュエル[サエズ,エマニュエル] [Saez,Emmanuel]
カリフォルニア大学バークレー校教授。世界不平等研究所共同ディレクター
ズックマン,ガブリエル[ズックマン,ガブリエル] [Zucman,Gabriel]
カリフォルニア大学バークレー校助教。世界不平等研究所共同ディレクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。