21世紀の資本

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21世紀の資本

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  • サイズ A5判/ページ数 728p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622078760
  • NDC分類 331.82
  • Cコード C0033

出版社内容情報

経済的格差についての議論に大変革をもたらしつつある、世界的ベストセラー。

格差は長期的にはどのように変化してきたのか? 資本の蓄積と分配は何によって決定づけられているのか? 所得格差と経済成長は、今後どうなるのか? 決定的に重要なこれらの問題を、18世紀にまでさかのぼる詳細なデータと、明晰な理論によって解き明かす。格差をめぐる議論に大変革をもたらしつつある、世界的ベストセラー。「本書は……この十年で、最も重要な経済学書になるといっても過言ではない」ポール・クルーグマン。

内容説明

資本収益率が産出と所得の成長率を上回るとき、資本主義は自動的に、恣意的で持続不可能な格差を生み出す。本書の唯一の目的は、過去からいくつか将来に対する慎ましい鍵を引き出すことだ。

目次

第1部 所得と資本(所得と産出;経済成長―幻想と現実)
第2部 資本/所得比率の動学(資本の変化;古いヨーロッパから新世界へ;長期的に見た資本/所得比率;21世紀における資本と労働の分配)
第3部 格差の構造(格差と集中―予備的な見通し;二つの世界;労働所得の格差;資本所有の格差;長期的に見た能力と相続;21世紀における世界的な富の格差)
第4部 21世紀の資本規制(21世紀の社会国家;累進所得税再考;世界的な資本税;公的債務の問題)

著者等紹介

ピケティ,トマ[ピケティ,トマ] [Piketty,Thomas]
1971年、クリシー(フランス)生まれ。パリ経済学校経済学教授。社会科学高等研究院(EHESS)経済学教授。EHESSおよびロンドン経済学校(LSE)で博士号を取得後、マサチューセッツ工科大学(MIT)で教鞭を執る。2000年からEHESS教授、2007年からパリ経済学校教授

山形浩生[ヤマガタヒロオ]
1964年東京生まれ。東京大学都市工学科修士課程およびMIT不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務、途上国援助業務のかたわら、翻訳および各種の雑文書きに手を染める

守岡桜[モリオカサクラ]
翻訳家

森本正史[モリモトマサフミ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawai Hideki

126
駆け足でさらっと読んだだけなので、どこまで神髄を理解したのかは怪しい。でも面白かったのは確か。産業革命以前の人類の人口動態はほとんどゼロ成長だったりとか、フランス革命後でも実は富は公平に分配されなかったとか、戦争の持つ強烈な富の分配作用とか、21世紀に入り再び富が一部に集中しようとしているとか。経済理論だけでなく、文学作品や映画などの引用を通じた各種時代の人々の金銭生活も興味深く、経済史の本としても楽しめる。ただ、理論の実証のためとはいえ、同じようなことが繰り返し説明されるのはややうんざり。2015/03/25

KAZOO

122
かなり文章的な記述が多かったので読むのに時間がかかって途中で簡約版・解説書などを読んできましたがやっと読み終わりました。資本論と比較されていますが、こちらはかなり実証的な感じで非常に説得力があります。いわれている資本収益率が経済成長率を上回っていくというのは、アメリカや日本が法人税を引き下げようとしているのでさらに顕著になる気がします。資本論もなんどか読んで難しさはあるものの理解できましたが、この本は資料をもとに分析しているので説得力があります。2017/12/03

たかしくん。

94
「r>g(資本収益率>経済成長率)が格差を拡げる」で話題の経済書ですが、その分厚さを感じない読み易さです。寧ろ私は、バルザックやオースティンの小説を導入の引合いにし、スミスの「国富論」当時の18世紀から今日までの資本主義経済の流れを、上記の切り口で語る優れた歴史書でもあると思います。格差社会が引き起こした2つの世界大戦やリーマンショック等を教訓に、著者はグローバルな「累進資本税」の導入を提唱しますが、果たして実現の可否は? 本書の最後に記される、「経済的透明性と資本の民主的コントロール」次第でしょうかね!2015/01/31

Koning

82
ということで何分本文で600ページ、註が100ページもある大作なんだけど山形訳のおかげかさくさく読めちゃう怖さ(笑)。r>gという不等式が成立してしまう限り貧富の差は拡大するということを丹念に集められたデータをもとに書き出すということで、読んでるとはーほーへーといいつつ納得させられまくる感じで(笑)。訳書も原著同様にオンライン資料集が和訳されてたりするのでその辺もよろしいかと。ページ数と内容の割にお値段は控えめ(此の手の本では)なので便乗本を読んで便乗した自称経済学者のトンチキを真に受けるよりは(続2015/09/10

skunk_c

79
『資本とイデオロギー』を読む前に(実際は並行して読んでいた)なんとか読了。根本的な部分は20世紀の2回の戦争の期間とその影響下にあった時期を除き、資本収益率が経済成長率を常に上回ってきたことを、制約の大きな経済指標から実証的に明らかにしたことだ。そこから得られる結論は、今後金持ちがますます金持ちになり、社会の経済格差が拡大するということで、コレを防ぐために累進的な資本課税をすべきとのこと。もちろん国際経済が魑魅魍魎なことは十分承知で、その難しさもあちこちから滲み出ているが、方向性を示す意義は十分だろう。2023/12/31

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