内容説明
1954年、28歳のミシェル・フーコーは、夢を通して現存在分析の重要性を説いたビンスワンガーの「夢と実存」を友人とともに仏訳、併せて本文の倍におよぶ“序論”を執筆した。夢とは眠りの延長ではない。睡眠が生きるための保存行為であるのに対して、夢は死へと向かってゆく…フロイトの夢解釈やフッサールの現象学、さらにはサルトルの想像力論をのりこえつつ、夢と想像力と自由と死の連関を、フーコーは縦横に論じ、実存の成り立つ場、想像力の起源としての“夢”の可能性を追求してゆく。その緻密かつ気迫ある文章は、われわれを圧倒してやまない。伝説と化したフーコーの処女作が、ビンスワンガーの名篇とともに、ここに一書になった。本書は、夢をめぐる研究に多大な刺戟を与えるだけでなく、フーコーを理解する最良のテクストとなるだろう。
目次
序論(ミシェル・フーコー)
夢と実存(ルートヴィヒ・ビンスワンガー)
出版社内容情報
夢は想像力の絶対的な起源である… 1954年、28歳のフーコーは、夢を通して現存在分析の重要性を説いたビンスワンガーの「夢と実存」を仏訳、本文の倍におよぶ伝説的な「序論」を執筆。その名篇を共に収録する、フーコー理解の最良のテクスト。1992年初版



