出版社内容情報
シーニュ、signes、しるし、目じるし、徴候、気配、形跡、(嵐の)予兆、(病気の)症状……。あるいは(感情・意思の)表示、表情、身振り、合図、標章、符号、記号、信号……。
死の前年1960年に著者によって選択しまとめられ、そう名づけられた本書は複雑なニュアンスと重い手ごたえを感じさせる。サルトルと共に考え行動し、レ・タン・モデルヌを編集していた著者とけることのない背離のまま世を去っていったことを知るわれわれにとっては、屈折の多い序文から始まり、密度の高い言語論、フッサール論と読み進み政治論にいたるとき、深刻な思いに捉えられるのである。モーリス・メルロー=ポンティの哲学と現実の政治に対するまなざしと……。それを解明する鍵を、読者はこの書のなかからどのように把握されるであろうか。
目次
6 哲学者とその影
7 生成するベルグソン像
8 アインシュタインと理性の危機
9 モンテーニュを読む
10 マキアヴェリ覚え書
11 人間と逆行性
12 発言




