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自国第一主義という病―リーダーたちが招く破綻のシナリオ

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  • サイズ B40判/ページ数 186p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784620325330
  • NDC分類 304
  • Cコード C0034

出版社内容情報

「アホノミクス」の提唱者が語る過去と現状とあるべき未来像。不透明感を強める世界情勢の行方を経済の動きを通して見定め、解説するアメリカ、ヨーロッパをはじめ世界各国で今、自国第一主義の"妖怪"たちがうごめき始めている。絶対に起こってはならない過去への「逆戻り」が今、我々を脅かそうとしている。「人生100年時代」という言葉が流行しているが、今年は第一次世界大戦終結から100年の節目。100年前の1918年には国々の我欲がぶつかり合い、その衝突が炸裂させる火花が、大きな炎と化して、世界を呑み込んでいた。かの時代には、怪しげな野望を抱く者たちが、人々を駆り立て、鼓舞し、排斥行動へと追いやっていった。このおぞましき構図への逆戻り。残念ながら、それを懸念させる現状が今、我々の目の前にある。この現実を直視しなければならない。そして、この起こってはならない事態を阻止するために、何をどう見定める必要があるのかを突き止める。最悪への逆戻りを阻むため、「アホノミクス」の提唱者が歴史に問い、事象の本質を見極め、将来を予測する。

第1章 危機の真相はどこにあるのか
アベノミクス以降の世界の経済情勢、経済動向を見据えて、これから日本経済はどうなるかを予測し、論じ、打開策を提示する。世界各国で起きている危うい状況がどう絡み合うのか。絡み合った結果、どのような影響が出るのかなど、浜先生のご見解をたっぷりと伺う。
第2章 政策の欺瞞に翻弄されるな
「ヘリコプターマネー」に代表される日銀のバラマキ作戦や仮想通貨問題など、日本経済の危うさを取り上げ、警鐘を鳴らす。
第3章 強者の論理の凶暴性を排す
安倍晋三が唱える「一億総活躍社会」は若者を煽動するための誤ったスローガンであるなど、政策の陰に隠されている意図を読み解く。
第4章 グローバル時代の救世主はいずこに?
メルケル VS マクロンの駆け引き、実は似た者同士のトランプと安倍晋三、本音が読めないプーチンなど、世界のリーダーたちの動静が世界経済にどのような影響を与えるのか。経済の動きを通して世界情勢の行方を解説する。

浜   矩子[ハマノリコ]
著・文・その他

内容説明

世界中で今、「我が国ファースト」の“妖怪”たちがうごめき始めている。この事態を阻止するために、何をどう見定めるべきかを突き止める。

目次

第1章 危機の真相はどこにあるのか(今を知るために過去を見る;「明治150周年」に固執するチーム・アホノミクス ほか)
第2章 政策の欺瞞に翻弄されるな(清らかさへの飛翔のために―「ジャンプ台は自前」の気概を;マイナス金利政策とは―芝居の怪しい台本 ほか)
第3章 強者の論理の凶暴性を排す(「森友」と重なる英BBCコメディー―とんでも劇場のリアルな怖さ;衆院選の焦点―光と闇が綱引きする時 ほか)
第4章 グローバル時代の救世主はいずこに?(通貨と通商の三銃士に求められるもの―平和のための防波堤、自覚を;今年の漢字一文字―「安」は何の「安」? ほか)

著者等紹介

浜矩子[ハマノリコ]
1952年生まれ。一橋大学経済学部卒業。三菱総合研究所入社、経済調査部、ロンドン駐在員事務所長兼駐在エコノミスト、経済調査部長などを経て、同志社大学大学院ビジネス研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ophiuchi

9
アベノミクスを痛烈に批判してネトウヨのターゲットになっている著者の主張が正しいとすれば日本は破滅に向かっていることになる。そうなってほしくはないけど…2018/11/23

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