田中慎弥の掌劇場

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田中慎弥の掌劇場

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  • サイズ B6判/ページ数 131p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620107790
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

見えているものははたして現実だろうかー。怖ろしく、あり得なく、そしてあまりにも美しい37篇の掌篇集。新芥川賞作家・田中ワールド待望の最新作!

内容説明

怖ろしい。あり得ない。しかも美しい―。あらゆる感情が味わえる37篇の掌の小説。

著者等紹介

田中慎弥[タナカシンヤ]
1972年山口県生まれ。山口県立下関中央工業高校卒業。2005年「冷たい水の羊」で第三七回新潮新人賞受賞。2008年「蛹」で第三四回川端康成文学賞受賞。同年「蛹」を収録した作品集『切れた鎖』(新潮社)で第二一回三島由紀夫賞受賞。2012年「共喰い」で第一四六回(平成23年度下半期)芥川龍之介賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

けい

69
田中さんが非常に短い文章で展開する様々物語、筆者らしくちょっと斜に構えた感じが楽しめました。あくの強さ、ブラックの度合いも様々。読みやすい文章ですが、発想の幅広さ、面白さが際立っていました。田中慎弥さんの文章を気軽に読んでみたい方にはおすすめの一冊。気軽に楽しめました。2014/02/21

そうたそ

39
★★☆☆☆ 新聞に連載されていた掌編を一冊にまとめたもの。ひとつが四ページほどなのでちょっとした時間に読むのにちょうど良い。掌編ってつくづく難しいものだと思う。本作に関して言えば、短い中に田中慎弥さんの思考が凝縮されていたり、あるいは時事ネタをちょっといじったようなものがあったりとまあ様々なのだが、個人的な印象として言えば作品として完結していないと思ったのもいくつか。田中さんの遊び心のようなものを感じられた作品もありその面では面白かったが、やっぱり田中さんの作品ってちょっと難しいとは思う。2016/06/12

Tui

29
副鼻腔炎をこじらせてしまい、本の感想も滞りがちなこの頃(現実逃避のため読書は止まず)。おでこから上顎にかけて一升餅が入っているかのような重鈍い頭痛と微熱に悩まされているのですが、この本の読後感にも似ているなと。そんな初めての田中慎弥本。一掌篇が3ページ前後という短さ。新聞掲載なので、かなり穏やかに抑えている印象を受けます。それでも時折ちらりと顔を覗かせる湿り気を帯びた狂気は、この作者の闇を伺わせます。次は長編も読んでみたいですね。お気に入りの一篇は『うどんにしよう』。突如現れる‘○の○○’は一体誰のだ⁈2015/05/04

itica

25
短い文章の中にきちんとその世界を作り上げている。やはり、この人の文章は真っ当だ。その真っ当な文章で、有りそうで無さそうな日常が淡々と綴られてゆく。皮肉に苦笑したり、ホラーっぽい話に背筋をゾクゾクさせたり、まだまだ田中慎弥さんの頭の中には色んな物語が詰まっていそうだ。2012/05/26

kiyuan

18
僕にとって読書とは娯楽。 純文学よりは大衆小説を好むが、 芥川賞の会見を見て以来、西村賢太や田中慎弥も読むようになった。 田中慎弥はこれで3冊目である。 タイトル通り、短い話であるがこれが実に面白い。 突然アタッシュケースを渡されたり、存在しない地番があったり。 なぜか冷凍庫に手首が入っていたりもする。 悪魔と酒を酌み交わすと思えば、龍馬や石原都知事まで登場したりと、 手を替え品を替え次々と繰り出される物語に一喜一憂する。 僕にとって掌劇場は、まさに笑劇場であった。2012/06/14

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