出版社内容情報
20世紀後半、生物が共通に持つしくみについての私たちの理解は大きく進んだ。その一方で共通のしくみを知るだけでは生物の全体像を理解したことにはならないという認識も高まってきた。本書では基本的な生物現象の解説を通して、共通のしくみを持つ生物がなぜこれほど多様であるのかを考察している。生命の特質、生体を構成する分子、細胞、遺伝と遺伝子、生殖と発生、代謝、生体の運動、脳の働き、ホメオスタシス、種の進化など15章で構成。
1.生命の特性
2.生態を構成する分子
3.細胞ー生物の基本単位
4.遺伝と遺伝子
5.生殖と発生
6.植物と菌類のからだのつくり
7.代謝
8.生体の運動
9.感覚と行動
10.ホメオスタシス
11.生物の集団とその生活
12.種の進化
13.生物の系統
14.ヒトの生物学
15.生物学と社会