内容説明
お金ではない自分だけの財産の見つけ方、人生を富ます知恵。
目次
1 心身の免疫力をつける
2 「自分らしい欠点」の残し方
3 苦労、不足、不幸という負の「財産」
4 他人の存在を意識すること
5 人間としての大きな仕事
6 老いの矜持
7 美が持つ「ただならぬ合理性」の見つけ方
8 人を大人にする教育
著者等紹介
曽野綾子[ソノアヤコ]
1931年9月、東京生まれ。聖心女子大学卒。幼少時より、カトリック教育を受ける。1953年、作家三浦朱門氏と結婚(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kei
11
また曽野綾子さん。本当に心を打たれるような話というか教訓がたくさんあるので、自分がいかに幼い人間なのか思い知らされる。現代日本人の問題として、精神性の低さを挙げられており、曽野さんの見解を通して見ると、確かにその通りだなと思う。今の日本、どこに行き着くのだろうか。もっと勉強しないとな考えさせられる作品であった。2016/05/23
ktmkktaa
4
年をとっても美しい人。何よりも勉強し続けて教養があるので、会話の範囲も広く、立ち居振る舞いにも優雅さがあり、それが年齢や美醜をこえた魅力になっている2014/06/29
なが
1
本の主題からは外れるけれど…三浦半島の畑に植えられた椰子の木に触れてあった。作者がまだ数十歳お若い頃に書かれた本に、その椰子を植えたことが書いてあった。確かそれには「いつか大きく育って、サーファー達の目印になればいい」とあったはずだが、今や立派にそのように育っているらしい。 夢も目標もなかなか達成することは難しいけれど、この椰子のように実現させる例もちゃんとあるのだ…と、他人事(木だが)ながら爽やかな気持ちになる。2014/06/25
Snowflake
0
こういったエッセイを見ると、年齢に見あった人間でありたいな、と思う。印象に残った場面。一応の料理もできない男や女は、人として生きる資格の基本にかける。手首をきられた子供は自分で排泄の後始末ができなくなる。ヒヤシンス栽培のはなし。2017/11/14
浜野誠也
0
新聞のコラム集ぽいなと思ったら本当にそうだった。 こういう本を読むと良い意味でも悪い意味でも思うことがあって、賛同できるとこや活かそうと思うとこだけ使おうとするんだけど、余計なことまで考えてしまうから頭が疲れる。でもこういうのたまに読まないとちゃらんぽらんな人間だから、良い機会になる。2016/04/30