扶桑社新書<br> TPPが日本を壊す

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扶桑社新書
TPPが日本を壊す

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  • サイズ 新書判/ページ数 187p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594063689
  • NDC分類 678.3
  • Cコード C0295

内容説明

あなたの“食”と“職”が危ない。「平成の開国」で農業、雇用、地域経済は崩壊する―。

目次

第1章 拙速(にわかに注目を浴びたTPP;なぜ菅首相はTPPへ突き進むのか? ほか)
第2章 功罪(例外を認めないTPP;地域経済を壊す「第11章」 ほか)
第3章 思惑(FTAへの日本の取り組み;TPP加盟国と参加表明国の思惑 ほか)
第4章 崩壊(TPP参加で地方に何が起きるのか;地方への影響をシミュレートしてみる ほか)
第5章 選択(国益はどこへ消えた?;無策政権で日本はニッポンであり続けられるか? ほか)

著者等紹介

廣宮孝信[ヒロミヤヨシノブ]
1975年生まれ。1997年、大阪大学工学部電子工学科を卒業、1999年に同大学大学院工学研究科電子工学専攻博士前期課程を修了。精密機器メーカー・ミノルタ(現コニカミノルタ)に入社しプログラミングや市場分析に携わる。2005年に退職し個人投資家として独立。現在は作家

青木文鷹[アオキフミタカ]
1970年生まれ。科学鑑定士として民事、刑事事件の鑑定および情報収集・分析業務に携わる。また、アナリストとして政治経済分野で情報分析、戦略立案を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます

39
TPPへの参加で、企業や労働者、農業や地方自治体にどういうことが起こりうるのかをシミュレーションしながら参加の是非を説いた一冊。メリット・デメリットがイメージしやすく、問題を具体的に考えさせてくれる。とりわけ、メリットがあるとされる製造業にしても、海外での現地生産がしやすくなったり、国内でも外国の安い労働力が入ってきやすくなったりするため、雇用環境が悪化する恐れがあるという点は、多くの人に知ってほしい。農業対製造業の図式で語られがちな状況を乗り越え、国のあり方を問う議論を起こしていかなければとも思う。2011/11/24

まめタンク

13
野田政権によるTPPの締結。時代に遅れてはいけない。社会人として必要最低限の情報は入れておきたい、という思いから本書を手に取った。アマゾンでは在庫切れ。かなり売れているのだろう。本書ではタイトル通りに、TPPに反対の姿勢を示している。TPPのメリット・デメリットを列挙してある。基本的にTPPのメリットは大企業にあり、デメリットは農家や労働者にあると説明されている。日本経済の事を考えるとTPPは十分なメリットを享受できるかもしれない。しかし、国民の同意なくこの締結に進むのはいささか、強引なのかもしれない。2011/11/15

Ray

7
いつの間にか話が進み始めていたTPP。一体TPPとは何なのか?を順序だてて説明してくれる書。こういった本を読まなければ今の日本が置かれている立場を知れない状態だという政府の説明責任の無さと、むしろ先頭をきって動いている人間も実はよく分かっていないんじゃないかということを感じました。2011/12/20

グスタフ

7
昨年10月、前首相により、国民への説明など一切なしに、半ば国際公約のとして、参加検討表明がなされたTPP。出版された時期(3月上旬)よりも、円高・デフレが進行している時期に、TPPへの参加などどこにもメリットが見当たらない。昨日の新首相の所信表明では、「しっかりと議論し、できるだけ早い段階で早期に結論をだす。」とあった。「第三の開国」といった、キャッチフレーズに惑わされずに、本当に「しっかりと議論」して欲しいところだが、マスコミにしても、大臣の言葉刈りに終始しているようでは期待薄ですな。2011/09/14

かつばやし

7
TPPとはなんなのかと問われた時きちんと説明できる人は恐らく少ないだろう。国際世論の後押しもあって参加が叫ばれているが、参加するとしたら農業が大きな打撃を受けるのは必至である、くらいの薄っぺらな認識しかもっていなかった自分にとってはとても価値ある本だった。タイトル通り反対派の立場から論を進めているが、感情論に走るのではなく、冷静にメリットとデメリットを分析している点が評価できる。ある程度TPPに関して知識のある人には退屈かもしれないが、基礎知識を得るためには絶好の一冊である。賛成派の本も読んでみたい。2011/09/06

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