出版社内容情報
四年生の森田保は、捨てネコを通じて仲良くなった倉橋省吾と、裏山に秘密基地をつくることになった。特別な夏休みの物語。できた! ぼくたちだけの秘密の小屋
「ズッコケ三人組」の那須正幹氏書き下ろし
4年1組の森田保に、暴れん坊で有名な2組の倉橋省吾が声をかけてきた。保の家の近くの工事の資材置き場で、捨てネコを見つけたという。ないしょでネコを飼いはじめた二人は、ネコとすごすためにコンクリートパイプの中でひと晩のキャンプを決行する。それが高じて、保の兄の助けのもと、今度はカブトムシがとれる裏山に本格的な秘密基地をつくることに…。自分たちだけの秘密の小屋をつくりあげる、特別な夏休みの物語。
那須 正幹[ナスマサモト]
著・文・その他
黒須 高嶺[クロスタカネ]
イラスト
内容説明
カブトムシがいっぱい捕れるクヌギ林。もし、ここに泊まれたら…?四年生の森田保は、となりのクラスの倉橋省吾と秘密基地をつくることにした。子どもたちだけでつくって泊まる、最高の夏休み!
著者等紹介
那須正幹[ナスマサモト]
1942年、広島県に生まれる。1978年に刊行された『それいけズッコケ三人組』からはじまる「ズッコケ三人組」シリーズ(第23回巌谷小波文芸賞、ポプラ社)は、時代をこえて子どもたちの心をとらえてはなさないロングセラー
黒須高嶺[クロスタカネ]
埼玉県出身。イラストレーター、挿絵画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はじめさん
19
ズッコケ三人組シリーズで知られる児童文学界の重鎮・那須先生の作品。子猫を拾った同級生と、資材置き場のパイプ管に秘密基地を作った児童。子猫はいなくなり、工事で城たるパイプ管も撤去された。ったく、お前はらしゃーねーなー、と来年から中学にあがる兄貴の助けもあり、山の中に骨組みから施工した本格的な秘密基地作成→一泊キャンプ計画。もうガキっぽいことはできないと兄貴から伝えられるカブトムシ捕獲スポットetc…。/ 私も橋の下とか秘密基地覚えある。ビー玉とか置いたりね。穴倉に光り物…鏡をありがたがる縄文人じゃねーか!2018/10/03
杏子
18
夏休みに秘密基地を作って、友達同士で泊まる!男の子の夢だろうな。竹を切って小屋の骨組みを作り、屋根も竹の葉っぱで組んで!よくぞそこまでできる!保の兄ちゃんは6年生だったけれど、すごいわ。野外炊飯で竹筒でご飯炊いて、ってのも⁉ 今の小学生にできるのかなぁ?恐らく作者の那須さんのご経験からでしょうが。カブトやクワガタも取り放題の自然いっぱいの山も魅力的です。作品の舞台になった天神町も実際の町とどう共通点があるのか?地図を眺めて想像してしまいました。最後に宿題する場面が出てくるのも小学生らしくてよいですね。2018/08/27
のり
16
ネコを秘密で飼うことで仲良くなった保と省吾。小学校時代のひとときが、こんなにワクワクする出来事があったら楽しいだろうなーと思った。2018/12/26
頼ちゃん
10
みんなのあこがれ、秘密基地。やってみたいとおもうよね。面白かった、2019/10/21
kyonkyon
5
夏休み前に読んでおきたかった。これは男子にはたまらないかも。コンクリートパイプの中で泊まったり、早朝からカブトムシ採りに行ったり、最後には自分たちで秘密基地作ってキャンプとか、ワクワクしないわけがない。2018/09/09