内容説明
人体を形づくる多彩な細胞を、152点収録。iPS細胞やエボラウイルスのメカニズムなど、最新の科学トピックスも掲載!
目次
1 細胞―からだをつくる最小の生命体
2 血液―全身をめぐる運搬システム
3 脳―脳と心の関係とは?
4 器官―動物のみがもつ装置とは?
5 病気―しのびよる脅威
6 医薬品―人体を守る美しい薬
著者等紹介
ソルター,コリン[ソルター,コリン] [Salter,Colin]
イギリスのスコットランド・エディンバラを拠点に執筆活動を行うサイエンス・ライター。自然科学系の書籍のほか、伝記やポピュラー音楽など幅広い分野の編纂に携わっている
奈良信雄[ナラノブオ]
東京医科歯科大学大学院教授。1950年香川県高松市生まれ。1975年東京医科歯科大学医学部卒業後、放射線医学総合研究所、カナダ・トロント大学オンタリオ癌研究所研究員、東京医科歯科大学医学部教授を経て、1999年より現職。専門は血液内科学、臨床検査医学、医学教育学。医学生の教育に積極的で、内科診断学、検査診断学などを実習を通じて指導している。グローバル化に対応した医師を養成する活動をしており、医学・医療の国際交流にも寄与している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
23
きれい。ふしぎ。すごい。細密画のような。CGのような。抽象画のような。神秘的。少し怖い。ミクロの世界。確かにわたし中にも存在する世界。ただただ、魅入り、打たれました。2016/02/28
けんとまん1007
21
ページをめくるのがワクワクする。その連続。それにしても、何という神秘な世界なんどうと思ってしまう。今、この瞬間も、自分自身の中でと考えると、ますます不可思議なようにも思う。しかし、それをこんな風に見ることができるというのも、凄いことなのだ。ふと、昔の映画「ミクロの決死圏」を想い出した。あれも、凄い映画なんだなあ~と再認識。一つ一つの細胞など、それぞれに、、役割をきちんと持っている、そして役割分担もできているからこそ、維持できるのだろう。2015/10/07
✿yoko✿
14
法医学の本を読んだ後だったので、内臓とか確認したかったのですが、細胞の世界で拍子抜けしてしまったけど、大きな写真で見るミクロの世界は迫力満点で見入ってしまいました。おお~っと興味を持つ細胞に、生殖系が多かったのは内緒です^m^2015/10/18
G-dark
13
人体図鑑、と聞くとまず骨格や内臓を想像するかもしれませんが、この本はそれらよりずーっと小さな細胞たちについての本です。細胞、血液、脳、器官、病気、医薬品について写真付きで詳しく解説しています。光学顕微鏡、電子顕微鏡、X線、血管造影、シンチグラフィ、CT/MRI、樹脂注入法、染色といった技術を用いて撮影された写真がずらり。ミクロな世界がダイナミックに撮られています。ウイルスや細菌の写真でさえも、まるで前衛的なアートを見ているかのよう。自分だけでなく誰もが70兆以上もの細胞によって生かされていることに驚嘆。2015/09/13
復活!! あくびちゃん!
9
ミクロの目で見ると、人間ってこんなに美しいんだな。ただ、マクロ(というよりも、そのままの状態)で、別の角度から(例えば、海外では人の輪切りの標本とかある)の図鑑も作って欲しいと思う。きれいな写真が多いので、ただ眺めるだけでもO.K.です。2015/01/12