内容説明
子ども食堂、学習支援で子どもの貧困が解決できるのか!?家族という仕組みを相対化し、そこに女性が負ってきた社会的不利がどのように埋め込まれてきたのかを明らかにし、貧困を問いなおす。
目次
序 なぜいま、家族・ジェンダーの視点から子どもの貧困を問いなおすのか
第1部 子どもの貧困と政策(子どもの貧困対策の行方と家族主義の克服;新自由主義への抵抗軸としての反貧困とフェミニズム;「女性の貧困と子どもの貧困」再考 ほか)
第2部 生活の今日的特徴と貧困の把握(新自由主義下における日本型生活構造と家族依存の変容;貧困把握の単位としての世帯・個人とジェンダー;子育て家族の家計―逮納・借金問題から考える)
第3部 ジェンダー化された貧困のかたち(ドメスティックバイオレンスと子ども;貧困と若年女性のライフコース―その「選択」の現実;若年女性の貧困と性的サービス労働 ほか)
著者等紹介
松本伊智朗[マツモトイチロウ]
北海道大学大学院教育学研究院(教育福祉論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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