出版社内容情報
ちひろの画業の変遷を、雑誌の仕事から生まれた代表作より紹介。また女性としての生き方を伝える日常の写真を盛り込んだ愛蔵版。
いわさきちひろの画業の変遷を、雑誌の表紙絵や絵雑誌の仕事から生まれた代表作の数々で紹介。また女性としての生き方を伝える日常の写真を盛り込んだ、ちひろの世界がふくらむ一冊。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
44
こどもの頃からぼんやりと見知って なんとなく好きだった あの子どもたちの絵が、いわさきちひろさんの作品だと知ったのは10歳くらいの頃だったかな。ほわんと柔らかそうな 安心しきった赤ちゃんや伸びやかな子供、草木や小鳥、蝶や花や 溢れる光。■この本、とっても良かった♪ ちひろの画業の変遷と2つの雑誌から生まれた代表作。自宅の間取り図と写真、アトリエの様子、本棚と愛蔵書。儚げな佇まいと強い意志。家庭人としての想い、平和への願い。■彼女のご本をゆっくりと読んでみたいな ( ' ᵕ ' ) (2018年)(→続2018/08/11
オレンジメイツ
26
「図書館本」何度見ても優しい気持ちにさせてくれる絵。これからの日本を平和な住みよい国にしようと思われていたとのこと。確かにちひろさんの絵は平和な心持ちにさせてくれます。2021/04/03
むらさき文鳥
5
物語の挿絵ではなく『感じる絵本」。 「絵本全体を1枚の絵とする」ことを目指した作品を描きはじめた人。 どの絵も記憶の中にとどまっている。それだけ印象深く個性的な絵だったのだなぁと改めて思う。2018/09/01
すいれん
2
母が好きなので小さい時からよく見てきた絵。字が読めるようになると必死に字を追って絵を見てなかったりして、それを嘆く母が「絵もみなさい」と言ってたなぁ。今見ればとても渋い色合い、柔らかいけど思いきりのいい線。絵を見てたなんだか小さい頃の思い出がぶわ~っと溢れてくる。本棚の文学全集。あれ抜け抜けだったけど小学校の図書室にあった。旅先で母に風景印を送るときはいわさきちひろの葉書と決めているのは話題に困らないからかもしれない。2021/02/27
あおい
2
図書館本。大きくて重いけど見開きで観れるので満足度は高い。作品の足跡と生い立ち、好きだったものたち~とまるごと1冊ちひろさんでうれしいです。ちひろさんを初めて知ったのは高校のとき、世間知らずなものでけっこう遅かったんですね。それは”戦火のなかの子供たち”でした、絵本というのは癒されるものと思っていたのを覆され、戦慄に襲われました。絵本を泣きながら見たのは初めてでした、その後は怖くて読んでません。今はもっぱら可愛らしい子供たちの絵だけです、いいですね!2020/02/16