出版社内容情報
科学は難しい。なぜか? 科学の拠って立つ論理と、人間の理解の仕方、言葉による伝達を見ながら、難しさの理由を明らかにしていく。
《目次》
『科学はなぜ誤解されるのか──わかりにくさの理由を探る』垂水雄二=著者
はじめに
◆第?T部
第一章 科学的コミュニケーションを損なう要因
〇一 科学者の側の誤った情報発信
なぜ捏造が起きるのか 信念や思い込みのために 人騒がせな捏造 悪意のない捏造 パラダイムの違いがもたらす誤謬
〇二 受け手の問題
情報の信頼性はどうすればわかるか メディアによる歪曲 他分野との整合性 医学的効果は単純ではない 集団心理の怖ろしさ
第二章
内容説明
ダーウィンの「進化論」も、ドーキンスの「利己的な遺伝子」も、世に知られる理論だが、一般の理解には、ちょっと怪しいところがある。根幹理論ですら、誤解含みで理解されることが多いのは、なぜか?大雑把で、都合のいい理解が得意な人間の「知覚」と、言葉による「コミュニケーション」の難しさに焦点をあてながら、科学をめぐるディスコミュニケーションの現状を論ずる。
目次
第1部(科学的コミュニケーションを損なう要因;騙されやすさは人間の本質―知覚の落とし穴;複雑な現象の理解は簡単ではない)
第2部(誤解されるダーウィン―進化論再入門;「利己的な遺伝子」をめぐる誤解)
著者等紹介
垂水雄二[タルミユウジ]
1942年大阪生まれ。科学ジャーナリスト、翻訳家。京都大学大学院理学研究科博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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