平凡社新書
聞き書き 築地で働く男たち

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  • サイズ 新書判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582855104
  • NDC分類 675.5
  • Cコード C0239

内容説明

昭和十年の開場以来、「東京の台所」として親しまれてきた築地市場。いまや、外国人にも人気の観光スポットだが、「築地の常識は世間の非常識」といわれるように、働く人たちの心意気や商習慣、しきたりなどは一般にはほとんど知られていない。戦後の激動期を知る、「築地の生き証人」たちが、魚河岸の表裏を余すことなく語る。

目次

誠実な商売は儲からないけど、気持ちがいい―仲卸業者「堺浜」・羽生津勲さん
市場というのは人が集まってこそ―元「東都水産」加工品部部長・清水秀夫さん
すべてはパンク修理から始まった―「榊オート」相談役・榊幸彦さん
セリバはコミュニケーションの場―元仲卸業者「小山田」社長・小山田正明さん
入った頃の築地は戦争のようだった―元「大都小揚」社長・白石洋右さん
商売は人のつながりで広がりをもつ―「東京空器」社長・石渡陽二さん
一台の小車に全霊をかける―「桐生製車」・桐生源三さん
いまも昔も築地は生活の基だった―仲卸業者「堺周」配達員・菊地薫さん

著者等紹介

小山田和明[オヤマダカズアキ]
1970年東京都生まれ。父と祖父は二代にわたり、築地仲卸業者「小山田」を営む(現在は廃業)。立正大学文学部史学科卒業後、東都水産株式会社に入社。現在は東都小揚株式会社に勤務。築地市場の生き証人たちの証言を記録することをライフワークとする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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