声、意味ではなく―わたしの翻訳論

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  • サイズ B6判/ページ数 291p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582832266
  • NDC分類 801.7
  • Cコード C0095

内容説明

エーコ、タブッキ、カルヴィーノなどの名訳で知られるイタリア文学者が、須賀敦子やリービ英雄を含め国内外のあまたの作家を相手に、ことばの力や読むという行為について、翻訳の現場でつづった珠玉の読書エッセイ。

目次

読むこと、訳すこと
むこうにみえるもの―京都発世界文学
まなざしの手ざわり―古井由吉とダニロ・キシュ
浸透する時間―キシュと山崎佳代子
“不在”の距離―須賀敦子とナタリア・ギンズブルグ
旅する記憶―ボルヘス、エーコそして『見えない都市』
国境の越え方―リービ英雄の“アイデンティティーズ”
町から街へ―“しんじゅく”とサン・ジミニアーノ
うごく橋―カルヴィーノ、オースター、多和田葉子
街がすべりだす―『光とゼラチンのライプチッヒ』
手さぐりの境線―小池昌代と“不意のドア”
大八街区―ブダペストの記憶
盗まれた物語―ポストモダンと古典
肖像のゆくえ―ダーチャ・マライーニの日本
紙の幻想―吉田健一とセルバンテス
ネアンデルタールと小説―カルヴィーノとS.J.グールド
汽笛のゆくえ―内田百〓とピランデッロ
声、意味ではなく―短篇「耳をすます王」
眼に惑う―矢川澄子とパロマー
待つ、そして―『兔とよばれた女』のブッツァーティ
日本語の内へ―アーサー・ビナードとエクソフォニー

著者等紹介

和田忠彦[ワダタダヒコ]
1952年長野県生。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、東京外国語大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

micamidica

3
とある方のTLをみて読みたくなりました。多言語にわたることばに関する考察をまとめたもの。たしかに翻訳論とも言えるか…。ことばについて考えれば考えるほどわたしは不自由さを感じてしまうけれど、同時にあらゆる可能性を秘めているものなのだなと。多和田葉子さんも再読したくなったし、山崎佳代子さん、リービ英雄さんの作品も読んでみたくなった。「第八地区の物語」邦訳ないのだな、残念。言及されている箇所を読んでいたとき、ブダペストのシナゴーグを通った記憶が急に蘇ってきて驚いた。これも、ことばのもつ可能性なのでしょうか。2016/11/02

ふたば

0
めも:ダニロ・キシュと山崎佳代子―「柳」/ポストモダンと古典、アポクリファ2013/07/29

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