内容説明
クリオ(クレイオー)とは、ギリシア神話のムーサ(ミューズ)のひとり。クローチェから今日のギンズブルグ、アガンベン、ネグリまで―近現代イタリアの思想家・歴史家たちはいずれもが、この歴史の女神の忠実な奴僕であった。かれらの著作を丹念に読み込み、その学問論的意義、知識人としての反省のあり方を今日的視点で考察する。旧版(一九八九年)に、近年の論稿を大幅増補。
目次
ベネデット・クローチェあるいは“哲学の政治”について
補論 哲学と科学のあいだ―「擬似概念」論の成立経緯
政治の科学と実践―ガエターノ・モスカの場合
「流浪のイタリア」と移民たち―二十世紀イタリア・ナショナリズム小論
デ・マルティーノにおける「西洋の危機」と呪術的世界への旅
カルロ・ギンズブルグと民衆文化史の可能性
実存主義から関係主義―エンツォ・パーチと関係主義的現象学への道
ノルベルト・ボッビオ―夢の刈り入れ時の思想家
ロスアンジェルスのギンズブルグ
閾からの思考―アガンベンと政治哲学の現在〔ほか〕
著者等紹介
上村忠男[ウエムラタダオ]
1941年、兵庫県尼崎市生まれ。東京大学大学院社会学研究科(国際関係論)修士課程修了。専攻、学問論・思想史。現在、東京外国語大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。




