出版社内容情報
ダンゴムシ、ハサミムシ、ミミズたちは、落ち葉の下や土の中で食物連鎖の重要な役目を担っている。これら小さな生きものの姿や生態の衝撃的面白さを満載した写真図鑑。
内容説明
ダンゴムシやトビムシ、アリ、ムカデから、カタツムリ、ミミズまで、落ち葉や石の下、樹皮の裏などで生きる動物たちの知られざる姿と生活をのぞいてみよう。
目次
ダンゴムシのなかま
ワラジムシのなかま
トビムシのなかま
ダニのなかま
ザトウムシのなかま
クモのなかま
カニムシのなかま
コムシ・カマアシムシのなかま
エダヒゲムシ・コムカデのなかま
ムカデ・ゲジのなかま〔ほか〕
著者等紹介
皆越ようせい[ミナゴシヨウセイ]
1943年、熊本県生まれ。ミミズをはじめトビムシ、ダニ、ダンゴムシなど、おもに土づくりをする小さな動物(土壌動物)の生態写真を掲載。博物館、科学館などでの写真展示、保育園、幼稚園、小学校から大学まで、土壌動物のスライド講演を続けている。日本写真家協会会員、日本自然科学写真協会会員、日本土壌動物学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほしけも
11
その辺にいる虫を肉眼では捉えられない部分まで鮮明に見える写真で生態を紹介している。苦手な人はゾワーッとするだろう。自分も一部ゾワゾワした。わらじ虫が糸を出すとは知らなかった。身近にありながら未知の世界でした。2014/09/20
海星梨
6
ムカデとかになると流石に身体がもぞもぞする。しかし、こどもを抱えてたりとか交尾とか、そういうのは別の感情も沸いてきて不思議な感じ。色や光が綺麗なのもあって、そんなに写真数多くないけど、いろんな角度から土壌生物たちを撮ってる。かれらのことを知りたくなる一冊。2019/11/01
yamakujira
6
土の中、落葉の下、朽木の上などにいる小さな生物の世界を覗かせてくれて好奇心をくすぐられる。写真集だから読む文字はキャプションくらいしかないけれど、不思議な造形や生態に見入っていると、文字を追う読書よりも時間を費やしてしまう。ガラス細工のようなダンゴムシの脱皮殻、アカイボトビムシのコミカルな形、ヤマトイシノミのスパンコールみたいな鱗粉、宝石に見えるヤマビルの卵などなど、不思議な造形美にはどんな芸術家でもかなわないだろう。そして、おぞましくも気高いコブハサミムシの生態こそ生命の神秘だなぁ。 (★★★★☆)2017/04/02
ぱぷお
5
落ち葉の下や土の中に住む土壌生物の写真集。普段目につかない場所ですが、色々な生き物がいます。一般に知られていない驚きの行動もありました。2015/10/10
assa
2
すごいわ。正直気持ち悪いけど、愛情のほうが勝る。手元に置いておきたい一冊。2014/11/01