内容説明
再発・転移・余命宣告から多くのがん患者を救っている最新治療法のすべて。
目次
第1章 「戦略的組み合わせ療法」で余命告知されたがんが治った!
第2章 戦略的にがんと闘う「組み合わせ療法」とは?
第3章 がんそのものに使う抗がん治療としての漢方
第4章 西洋医学の副作用などをやわらげる漢方治療
第5章 がんを治すための養生
第6章 がんの予防、未病を治すための養生
第7章 ぜひ知っておきたい、がん治療の最先端の西洋医学
第8章 座談会 患者の回復力を引き出すがん治療
著者等紹介
丁宗鐵[テイムネテツ]
1947年東京生まれ。横浜市立大学医学部入学直後より、漢方の大家、石原明・大塚敬節・大塚恭男に師事して学ぶ。同大学大学院修了。医学博士。その後、北里研究所に入所。その間に米国スローン・ケタリング記念癌研究所に客員研究員として留学。北里研究所東洋医学総合研究所研究部門長、東京大学医学部生体防御機能学講座助教授などを歴任し、現在は日本薬科大学教授、東京女子医科大学特任教授、未病システム学会理事、東亜医学協会理事、百済診療所院長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とおる
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前回読んだ丁先生の本に比べて格段に参考になった。漢方は、免疫療法と相性がいいこと、西洋医学と補完関係にあり組み合わせ次第で相乗効果が期待されることなど興味深い。漢方の記述はさすが大家、とても説得力ある。漢方では人の体質を、実証、中庸、虚証の三つに分ける。健康な人は中庸。虚証の人は抗がん剤などの強い治療には副作用が出やすく、体が耐えられない人が多い。虚証の人は進行が遅いので、医師としてはこういう患者さんがきたら「しめた!」と思うというところなんか希望を感じます。漢方は単独でも抗がん作用があるものもある。2015/06/02
nutts
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西洋医療と漢方を併用しての癌治療・癌との共存というテーマは初めて知った。西洋医療で匙を投げたら着手するのが漢方か緩和ケアかと思っていたので、驚いた。日頃から体温を高くするよう代謝を良くし、免疫を高めるのが基本原則。体調管理に王道なし。2010/07/07