内容説明
警視庁捜査二課。殺人などの凶悪事件を担当する捜査一課とは違い、横領や詐欺といった狡猾な知能犯と対峙する。その二課に所轄署から配属された西澤警部補は、独特の捜査方法や同僚をライバル視する捜査員に戸惑いながらも眼前の犯罪に立ち向かっていく。人はどんな時に人を騙し、裏切り、真実を隠蔽するのか。細かく作り上げられた事件と、人間の奥深い心理を圧倒的なリアリティーで描くこれまでにない警察小説。待望の文庫化!
著者等紹介
相場英雄[アイバヒデオ]
1967年新潟県生まれ。2005年『デフォルト(債務不履行)』で第二回ダイヤモンド経済小説賞を受賞。警察小説『血の轍』で第16回大藪春彦賞、第26回山本周五郎賞候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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