PHP新書<br> 哀しき半島国家 韓国の結末

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哀しき半島国家 韓国の結末

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  • サイズ 新書判/ページ数 297p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569822266
  • NDC分類 319.21
  • Cコード C0231

出版社内容情報

悪化の一途をたどる日韓関係。韓国の置かれた状況を地政学的に分析したとき何がみえるのか。朝鮮半島全体のダイナミズムを冷徹に読む。

【著者紹介】
外交評論家

内容説明

世に溢れる「嫌韓論」。もちろんその議論には一理ある。しかしそれだけで、日本の国益に資する外交ができるのか。巨大国家・中国が膨張し、北朝鮮の政情が不安定化するならば、いまほんとうに求められる韓国論とはなんなのか。本書は中華地域と朝鮮半島に影響を及ぼしつづけたマンジュ(満州)地方に注目し、三者が演じた相克の歴史を2500年前から一気に概観する。そこで導かれる「北東ユーラシアの地政学」を現代に当てはめたとき、浮かび上がるコリアの近未来とは。わが国がとるべき戦略とは。ベストセラー『語られざる中国の結末』の著者が冷徹に描く、哀しき半島国家韓国の結末。

目次

第1章 なぜ日本人はこれほど「嫌韓」になったのか
第2章 「事大主義」と「小中華思想」の本質
第3章 チャイナタウンの存在しないソウル
第4章 中華でもコリアでもない地域の民族たち
第5章 二千五百年にわたる北東ユーラシア史の相克
第6章 これが「北東ユーラシア地域の地政学」だ
第7章 コリア半島の近未来予測(安定シナリオ編)
第8章 コリア半島の近未来予測(動乱シナリオ編)
第9章 日本のコリア半島戦略(安定シナリオ編)
第10章 日本のコリア半島戦略(動乱シナリオ編)
終章 韓国主導の半島統一を強く支持せよ

著者等紹介

宮家邦彦[ミヤケクニヒコ]
1953年神奈川県生まれ。外交政策研究所代表。78年東京大学法学部を卒業後、外務省に入省。76~77年米ミネソタ大学、台湾師範大学、79年カイロ・アメリカン大学、81年米ジョージタウン大学で語学研修。82年7月在イラク大使館二等書記官、86年5月外務大臣秘書官、91年10月在来国大使館一等書記官、98年1月中近東第一課長、同年8月日米安全保障条約課長、2000年9月在中国大使館公使、04年1月在イラク大使館公使、同年7月中東アフリカ局参事官などを歴任。05年外務省を退職。06年4月より立命館大学客員教授、09年4月よりキヤノングローバル戦略研究所研究主幹。06年10月~07年9月、総理公邸連絡調整官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

44
朝鮮半島を地政学的に分析した一冊。同様の考察として鈴置高史の一連の著作があるが、あちらは刻一刻と変化する現在の状況を分析しているのに対しこちらは歴史と未来予測が中心。前半の朝鮮半島の地理的心理的分析については古田博司の考証がベースとなっている為か特に目新しさはないが、本書で中心とされているのは後半の情報分析であろう。羅列されているために読みにくいが、朝鮮半島の未来のシナリオを一つ一つ丁寧に分析してそこから提言を行っている。それにしても日本の援助が前提となっているが、なんか砂漠に水を撒く行為を髣髴させるな。2015/05/17

kawa

41
歴史的に韓国・北朝鮮の体制や行動が中国との関係の中で様々に影響されてきたことは既知だったのだが、そこにマンジュ(満州)地方の動向も加え考察する著者の意見が新鮮。GSOMIA破棄をした韓国、本書を読むと米日から中国へ国の存亡を変更する戦略を指向してもおかしくないのですね。歴代為政者の御身大切・民は二の次の姿勢が、結果として国民の不信を招き、退任後の大統領経験者をよってたかって引きずりおろす、悲惨な結末に繋がっているという指摘もなるほどと思わせる。2019/09/01

matsu04

15
いわゆる嫌韓本の類があふれ返る中、朝鮮半島の過去と現状を冷静に見つめて分析した上、日本のとるべき戦略を提言している真摯な姿勢は好ましい。2015/03/06

Miyako Hongo

15
朝鮮半島の地政学(超大国と隣り合っていたこと、貿易路から外れていたこと)からみた韓国の民族性と歴史解説。それをふまえた上での今後の半島情勢を分裂維持・統一・統一後分裂×中国状勢のパターンマトリクスに分けて解説(このあたりの水も漏らさぬ徹底ぶりは流石元官僚)。 □中国>(越えられない壁)>韓国>日本だと思ってたら日本に支配されちゃった、というのが韓国人の気に障ったらしい。大国の腰巾着だったり傍若無人だったりは、ガキ大将の隣に住んでたための否応ない人格形成なんだと納得できた。いい悪いじゃなく処世術なのね。2014/11/08

Toshy

14
最近の嫌韓論ではなく、地政学と歴史の背景から考察しているのは新鮮でした。地政学から語るのならばもう少し地図をいれて欲しいし、後半はちょっとくどすぎました。2016/12/10

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