出版社内容情報
悪化の一途をたどる日韓関係。韓国の置かれた状況を地政学的に分析したとき何がみえるのか。朝鮮半島全体のダイナミズムを冷徹に読む。
【著者紹介】
外交評論家
内容説明
世に溢れる「嫌韓論」。もちろんその議論には一理ある。しかしそれだけで、日本の国益に資する外交ができるのか。巨大国家・中国が膨張し、北朝鮮の政情が不安定化するならば、いまほんとうに求められる韓国論とはなんなのか。本書は中華地域と朝鮮半島に影響を及ぼしつづけたマンジュ(満州)地方に注目し、三者が演じた相克の歴史を2500年前から一気に概観する。そこで導かれる「北東ユーラシアの地政学」を現代に当てはめたとき、浮かび上がるコリアの近未来とは。わが国がとるべき戦略とは。ベストセラー『語られざる中国の結末』の著者が冷徹に描く、哀しき半島国家韓国の結末。
目次
第1章 なぜ日本人はこれほど「嫌韓」になったのか
第2章 「事大主義」と「小中華思想」の本質
第3章 チャイナタウンの存在しないソウル
第4章 中華でもコリアでもない地域の民族たち
第5章 二千五百年にわたる北東ユーラシア史の相克
第6章 これが「北東ユーラシア地域の地政学」だ
第7章 コリア半島の近未来予測(安定シナリオ編)
第8章 コリア半島の近未来予測(動乱シナリオ編)
第9章 日本のコリア半島戦略(安定シナリオ編)
第10章 日本のコリア半島戦略(動乱シナリオ編)
終章 韓国主導の半島統一を強く支持せよ
著者等紹介
宮家邦彦[ミヤケクニヒコ]
1953年神奈川県生まれ。外交政策研究所代表。78年東京大学法学部を卒業後、外務省に入省。76~77年米ミネソタ大学、台湾師範大学、79年カイロ・アメリカン大学、81年米ジョージタウン大学で語学研修。82年7月在イラク大使館二等書記官、86年5月外務大臣秘書官、91年10月在来国大使館一等書記官、98年1月中近東第一課長、同年8月日米安全保障条約課長、2000年9月在中国大使館公使、04年1月在イラク大使館公使、同年7月中東アフリカ局参事官などを歴任。05年外務省を退職。06年4月より立命館大学客員教授、09年4月よりキヤノングローバル戦略研究所研究主幹。06年10月~07年9月、総理公邸連絡調整官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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