出版社内容情報
1300年前に編纂された、わが国最古の書物『古事記』。その建国物語を、あらすじとポイントを押さえた解説で、ビジュアルに紹介する。
【著者紹介】
京都産業大学名誉教授
目次
序章 『古事記』が伝える日本のはじまり(『古事記』とはどんな本?;神話や伝説と考古学 ほか)
第1章 高天原と国生みの神話(はじめの神々と国生み;黄泉の国を訪ねて驚いたイザナキノミコト ほか)
第2章 国土を開いた神話・伝説(オオクニヌシノカミの国づくり;出雲の神々の国ゆずり物語 ほか)
第3章 日本の国のはじまりと国土統一(九州から大和への東征;大和で国の基を築いた神武天皇 ほか)
第4章 大和朝廷の発展(聖帝の仁徳天皇と武勇の雄略天皇;継体天皇から推古天皇(女帝)まで)
著者等紹介
所功[トコロイサオ]
昭和16年(1941)岐阜県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科修士課程卒業(国史学専攻)。現在、京都産業大学名誉教授・モラロジー研究所教授。法学博士(慶應義塾大学、日本法制文化史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かみしの
4
実家においてあったので、何の気なしに読んでみた。古事記といえば元祖ファンタジーで、胸のあつくなる展開が盛りだくさん。タケミカヅチの圧倒的強者感、アマテラスの可愛さ、日本初のトランスパフォーマー・アメノウズメの濃さなど、想像力が刺激される登場人物ばかりの神話部分が、やはり特出しているように思えた。もちろん天皇の伝記も面白い。小学生向けのカラー図版がふんだんに使われていて、目に優しい入門書だった。2016/11/12
一匙
3
古事記の内容をよく知らなかったから、ざっくりわかっておもしろかった。2013年って、出雲大社と伊勢神宮の数十年に一度のイベントが同年に重なったかなりレアな年だったんだな〜。2022/04/23
ケリー@根が違う
1
多分小学生位向けに書かれた本。こういう本で概要を掴む事が、難解な古典を理解するには良かったです。2015/10/30
ビーバー
0
題名通り本当に古事記についてよくわかる。イザナキノミコトとイザナミノミコトが一番最初に生み出したのが淡路島だとはびっくりです。対馬もしっかりこのときから日本です。日本の建国物語として「古事記」は、日本人の根っこです。2015/05/29
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