出版社内容情報
『日本史の謎は「地形」で解ける』第2弾。前作同様、ミステリーの謎解きの快感と、固定概念がひっくり返る知的興奮が味わえる一冊。
【著者紹介】
リバーフロント研究所代表理事
内容説明
日本全国の「地形」と「気象」を熟知する著者が、人文社会分野の専門家にはない独自の視点で、日本の歴史・文明・文化の様々な謎を解き明かす。ベストセラーとなった前作『日本史の謎は「地形」で解ける』同様、定説がひっくり返る知的興奮と、ミステリーの謎解きのような快感を同時に味わえる1冊。古代エジプトのピラミッド建設の謎に挑んだ「番外編(第17章・18章)」も必読。
目次
なぜ日本は欧米列国の植民地にならなかったか 1―地形と気象からの視点
なぜ日本は欧米列国の植民地にならなかったか 2―「海の中」を走った日本初の鉄道
日本人の平均寿命をV字回復させたのは誰か―命の水道水と大正10年の謎
なぜ家康は「利根川」を東に曲げたか―もう1つの仮説
なぜ江戸は世界最大の都市になれたか 1―「地方」が支えた発展
なぜ江戸は世界最大の都市になれたか 2―エネルギーを喰う大都市
なぜ江戸は世界最大の都市になれたか 3―広重の『東海道五十三次』の謎
貧しい横浜村がなぜ、近代日本の表玄関になれたか―家康が用意した近代
「弥生時代」のない北海道でいかにして稲作が可能になったか―自由の大地が未来の日本を救う
上野の西郷隆盛像はなぜ「あの場所」に建てられたか―樺山資紀の思い〔ほか〕
著者等紹介
竹村公太郎[タケムラコウタロウ]
1945年生まれ。横浜市出身。1970年、東北大学工学部土木工学科修士課程修了。同年、建設省入省。以来、主にダム・河川事業を担当し、近畿地方建設局長、河川局長などを歴任。2002年、国土交通省退官後、リバーフロント研究所代表理事。現在は日本水フォーラム事務局長。社会資本整備の論客として活躍する一方、地形・気象・下部構造(インフラ)の視点から日本と世界の文明を論じ、注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。