PHP文芸文庫<br> 感染源

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PHP文芸文庫
感染源

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  • サイズ 文庫判/ページ数 349p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569760940
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

自分が探し出した医療品の原料のせいで、研究員が死んだ疑いのあることを知った直美は、その感染源を探ろうとする。最新医療ミステリ。

【著者紹介】
作家

内容説明

日本を飛び出し、マレーシアで新薬開発に関わる仕事を始めた直美。自分が探し出した医薬品の原料のせいで、後輩の研究員が発病して死んだ可能性に思い至った彼女は、その感染源を探ろうとするのだが、仕事のパートナーも行方不明になり…。生物多様性条約や、女性の生き方・働き方、文明の功罪など、さまざまなテーマが盛り込まれた、医療ミステリー最新作。

著者等紹介

仙川環[センカワタマキ]
1968年東京生まれ。大阪大学大学院医学系研究科修士課程修了。新聞記者となり、医療技術、介護、科学技術の分野を担当しながら小説を執筆。2002年に、『感染』で第1回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。現在は執筆活動に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

97
パニック系かと思いきやそれにしてはあっけない感じ。2017/03/27

ワレモコウ

56
新薬開発のために、マレーシアの奥地の村に伝わる薬草などを見つける仕事を始めた直美。その後、研究途中の後輩が謎の死を遂げ、現地ガイドのボンゴも行方不明に。自分が持ち運んだ物がいけなかったのか…それとも誰かの裏切りがあるのか?再度、消えた村を訪れる。仙川さんは、いつも途中までハラハラ読み進められるけど、ラストがあれ?って感じで終わる。この作品は、さらにそれが強め。続編があるのかと思ってしまった。2022/11/24

nyanco

55
新薬の原料探しを生業に選んだ女性。マレーシアの奥地のまじないや、民間医療から何かを見つけられないか…と活躍する女性。奥地の様子や、突然と消えた村、原因不明で死んだ研究員…と、畳み掛けるような物語。仙川さん、文章力もあり、いつも読ませるのが本当に巧い。しかし、今回も尻つぼみになってしまったのが本当に残念。他の方はどう感じてるのかと思って読メの感想を読んだら同意見の方がやはり多かった。暗闇で突然、一人で置いてけぼりにされたシーンなんてドキドキさせるのは本当に旨い。続→2013/12/23

らむり

38
緊迫感なし。直美にイライラ。山田悠介さん作品に似てるなぁ。安っぽい感じが。2014/01/30

キムチ27

32
「終の・・」で興味を持った仙川さん。人気あるらしく、図書館に結構文庫で並んでいる。阪大医学系出身という事で知識があり文章は安定している・・なのに前作同様さらっと読んで何も残らない。ヒロインの人物像が薄っぺらいせいか、展開が安直に走っている為か。「感染」という酷似のタイトルのも並行して読んだのもまずったかな。火曜サスペンスの脚本みたいな場面が多く、帯にあるような「女性の生き方・働き方」を問い詰めるくだりも見つけられなかった。彼女の他作品も読んでみようかな。タイトルはそそられるから。2014/08/27

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