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心理学の世界
遺伝と環境の心理学―人間行動遺伝学入門

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  • サイズ B6判/ページ数 319p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784563058975
  • NDC分類 140.18
  • Cコード C3311

内容説明

人間の行動や心の働きに、遺伝と環境がどのように関わっているかを科学的な見地から解説した人間行動遺伝学の入門書。メンデル遺伝学、双生児法の基礎、遺伝子のしくみ等の基礎事項から、知能、パーソナリティ、不適応行動、社会行動などの行動遺伝学研究の最前線の話題までを平易に解説する。さらに、エピジェネティクスなどの分子遺伝学の最新の話題についても言及し、付録には、実際の双生児データの解析法も紹介している。

目次

1章 行動遺伝学とは何か―メンデル遺伝学から量的遺伝学へ
2章 双生児法の基礎―量的遺伝学の人間行動への適用
3章 遺伝と環境のからみあいを読み解く―構造方程式モデリングを用いた単変量遺伝分析と多変量遺伝分析
4章 遺伝子のしくみ―その伝達・発現・進化
5章 行動遺伝学の三原則―すべての心のはたらきは遺伝的である
6章 認知能力と学力―行動遺伝学研究のスタンダード
7章 パーソナリティ―個人差の非認知的側面
8章 不適応行動―正常vs異常を超えて
9章 社会行動―行動遺伝学の展開
10章 行動遺伝学の倫理―より望ましい社会のために

著者等紹介

安藤寿康[アンドウジュコウ]
1986年慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。1997年博士(教育学)。2001年慶應義塾大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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novutama

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行動遺伝学の方法論について双生児研究を中心に具体的に記してある。ただし難解。おかげで繰り返し読むことになった。その副産物として複数の誤りを見つけた。 大雑把に言うならば、人を形作り個人差を生む要因として、家庭環境の効果はない。あっても極めて小さい。行動遺伝学から導かれるその知見は私たちの直感を大きく裏切る。だからこそ人を理解することを生業にする人が知っておかなければならない知識だと思う。他者に説明できるようにするためにはもう少し深く理解しないと難しいと感じた。2021/10/11

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