花と木の図書館<br> ヤシの文化誌

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ヤシの文化誌

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784562071692
  • NDC分類 653.8
  • Cコード C0022

出版社内容情報

熱帯を代表する植物のヤシは、中東では古代文明のころから人類に寄り添い、西洋では資本主義を牽引した。芸術分野では神聖なものとされる一方、エロティックなものともされた。ヤシの多様な側面に迫る。カラー図版約100点。

内容説明

熱帯を代表する植物のヤシは、中東では古代文明のころから人類に寄り添い、西洋では資本主義を牽引し、機械油、石鹸、食品などあらゆるものに使われた。芸術分野では神聖なものとされる一方、エロティックなものともされた。ヤシの多様な側面に迫る。カラー図版約100点。

目次

第1章 植物のプリンス
第2章 巨大な草を解剖する
第3章 文明とナツメヤシ
第4章 西洋人による発見
第5章 帝国と有用性
第6章 トラ、プランテーション、即席麺について
第7章 観賞用のヤシ
第8章 とらわれの役者
第9章 抽象化とファンタジー

著者等紹介

グレイ,フレッド[グレイ,フレッド] [Gray,Fred]
イギリス、サセックス大学の名誉教授。イギリスおよび海外の過去と現在の海辺のリゾートと建築に関心をもち、このテーマに関する『Walking on Water(水の上を歩く)』(1998年)と『Designing the Seaside:Architecture,Society and Nature(海辺をデザインする:建築、社会、自然)』(2006年)などの著書がある

上原ゆうこ[ウエハラユウコ]
神戸大学農学部卒業。農業関係の研究員を経て翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

3
複数の点からヤシについて語られています。特に「勝利のシンボルとして扱われてきた」という話が面白かった。文化的な役割に関してどころかこれまでヤシについて考えたこともなかったので、予想外な内容が多くて楽しめたのだと思います。年表の2007年にある「自殺ヤシ」も好き。2023/07/07

ぞだぐぁ

3
人類の歴史におけるヤシの文化的・資源的な立ち位置についての本。性的なシンボルとして使われていると言う項目で、小学校の時に男子児童の間で歌われていた「ヤシの木一本実が2つ~♪」(陰毛の生えた男性器と睾丸の比喩)と言うフレーズが思い出されたが、ナツメヤシの実を乳房とする例等、月の模様の国による見方の違いが連想された。 また、アブラヤシの栽培の為に広葉樹林が拓かれて二酸化炭素が増えてしまう話なんかはEV用の充電器に燃費の悪い石油燃料を使う発電機でSDGsのハズが返って悪化させてることが結構あるのだと感じた。2022/10/04

竜王五代の人

3
ヤシが、竹と並ぶ樹木めいた草本で、その使い勝手は竹を大きく上回り、プランテーションによる環境破壊と現代文明の代名詞でもあるとは知らなかった。重要なヤシとしてはナツメヤシ(中東生まれで多くの伝説持ち)・アブラヤシ(食用油の帝王)・そしてこれもヤシの仲間なシュロ。月桂冠が勝利の代名詞なのは知っていたけど、ヤシもそうだとは知らなかった。とにかくヤシが人類に根を広く下ろしていることを明らかに描いたこの筆者に賞賛を。2022/09/10

木倉兵馬

1
ヤシの仲間は品種が多い植物だとは知りませんでした。ナツメヤシ、アブラヤシ、ココヤシなど役立つところが大いにあり、観賞用、建造物の装飾としても便利なヤシ、まさに「植物のプリンス」といったところでしょう。しかし、肯定的な側面もある一方、アブラヤシのプランテーションによる環境破壊や労働者搾取といった負の側面も忘れてはいけませんね。また、文化的には基本いいイメージですが、それを逆手に取った破滅のイメージもあることを学べました。2022/11/15

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