内容説明
虐殺部隊、ナチ協力者からユダヤ人まで、５００名以上の新証言とナチ指令書他の資料で明らかに！米英仏でも大反響の決定版。
目次
１ 人間狩り
２ 決定
３ ゲットー
４ 虐殺工場
５ 抵抗
６ 解放
著者等紹介
クノップ，グイド［クノップ，グイド］［Ｋｎｏｐｐ，Ｇｕｉｄｏ］
歴史学教授。１９４８年生まれ。大学卒業後「フランクフルター・アルゲマイネ」紙編集部に勤務、続いて「ヴェルト」紙日曜版の外国課長をつとめる。現在はドイツ第２テレビ（ＺＤＦ）の現代史局長である。クノップがこれまで受賞した数多くの賞には次のようなものがある。ヤーコプ・カイザー賞、ヨーロッパ・テレビ賞、バイエルン・テレビ賞、フランス・テレビＣＬＩＯ賞、オーストリア・テレビＲＯＭＹ賞、金獅子賞、ロサンゼルスのサイモン・ウィーゼンタール・センターによる顕彰、連邦功労十字章
高木玲［タカギリョウ］
１９５８年生まれ。大阪外国語大学大学院修士課程修了。大阪府池田市在住
藤島淳一［フジシマジュンイチ］
１９５２年、秋田県生まれ。１９７６年、東海大学理学部化学科卒。在学中よりドイツ語の勉強をはじめる。４年間のサラリーマン生活後、１９８０‐８５年、旧東ドイツゲルリッツ市立劇場オーケストラ団員。８５年、一時帰国後、旧西ドイツに渡る。８６年以降、観光ガイド、通訳
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
林 一歩
15
重い。人類史として背負いきれない重さである。過ちは繰り返されない事を切に祈るばかり。2013/04/01
BLACK無糖好き
3
・・・・本書の感想を言葉や文章で表現するのは憚られる思いです。そこには虚しさしかない。絶え間無く行間から発せられるおぞましい臭い、この悪臭に耐えながらなんとか本書を読み終えても、この悪臭から解放されるわけではない。人は言うであろう、こんな悲劇は二度とあってはならないしもう起きないだろうと。だが人間は優れた文明を育む反面できわめて愚かでもある。想像を絶するような地獄絵図をいとも簡単に作り上げるのも人間である。よってたやすくこの悪臭から解放されるとは思えないのである・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2015/02/17
Akio Kudo
1
★★★★★ あまりにも惨い。読んでいて気分が悪くなる。これでガス室が無かったと言える根拠はなんだろうか？2023/08/28
Arte
1
副題にあるように、ナチ虐殺戦の全体像を述べた本。２００４年初版だけあってか、この種の本の中で一番まとまっており、経緯が分かりやすく、写真も多く、それゆえにえぐくて続けて読めないほど。ヒトラーが１９３７年に「口頭で伝えられることは書面で行ってはならない」と言っていたこと、あの男の子が手を挙げている有名な写真が、ワルシャワのゲットー蜂起後の写真だと初めて知った。ホロコーストについて知りたい場合は、最初にこれを読むのがお勧めかも。2021/03/01
とむ
0
ホロコーストの現実が生存者の証言から伝わってくる。強者になった人が如何に弱者に対して残酷になれるのか、それでも弱者に寄り添う人間性を持ちうる人が何故いるのか。難しい問いが突き付けられている。2021/08/15
