ガンディーとチャーチル〈下〉1929‐1965

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ガンディーとチャーチル〈下〉1929‐1965

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  • サイズ 46判/ページ数 430p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560096420
  • NDC分類 126.9
  • Cコード C0022

出版社内容情報

夢の跡に残された現代

 ヴィクトリア朝末期に大英帝国の中心と辺境でそれぞれ生を受けたガンディーとチャーチル。一方は非暴力不服従運動の「マハートマ」(偉大な魂)として祈る姿、他方は第二次世界大戦でヒトラーを打ち破った「Vサイン」で印象深い。
 生まれも育ちも異なる二人は、運命に引き寄せられるように、その人生で何度もすれ違い、また一度だけ直接出会ったこともあった。
 シパーヒーの叛乱から世界恐慌までを扱った上巻に続き、下巻では塩の行進から第二次世界大戦、そして戦後の二人の死までが描かれる。
 とりわけ躍動するのは、インド独立を目指した志士たちの姿である。不可触民の権利を守ろうと、ガンディーと戦ったアンベードカル。ファシズムの力を利用しようとして散ったスバース・チャンドラ・ボース。ソ連型社会主義に活路を見出そうとしたネルー。イスラーム国家を目指したジンナー。独立はいつしか叶わぬ夢となった。
 他方、ヒトラーの欧州掌握を助けた宥和政策の起源が、大英帝国のインド統治にあったという史観は鮮やかだ。そして、インド独立を終始否定し、ヒトラーと対峙したのがチャーチルだった。ピュリツァー賞最終候補作。

アーサー・ハーマン[ハーマン]
著・文・その他

田中 洋二郎[タナカ ヨウジロウ]
監修/翻訳

守田 道夫[モリタ ミチオ]
翻訳

平川 祐弘[ヒラカワ スケヒロ]
解説

内容説明

そして、すべては崩れた…ヴィクトリア朝末期のニューエイジ運動を揺籃に、帝国の中心と辺境で翻弄された二人の人生の悲しい結末。ピュリツァー賞最終候補作。

目次

チャーチル家とラージ
ランドルフ卿、実権を握る
権力の幻影―ガンディー家、インド、英国支配
目覚め―ロンドンと南アにおけるガンディー 一八八八~一八九五
目覚め2―インドのチャーチル 一八九六~一八九九
戦いにおける人々 一八九九~一九〇〇
一点に集中する道 一九〇〇~一九〇六
短い出会い 一九〇六~一九〇九
転換点 一九〇九~一九一〇
分かれ道 一九一一~一九一四
はるかなる橋頭堡 一九一四~一九一五
ガンディーの戦い 一九一五~一九一八
流血の惨事 一九一九~一九二〇
非協力 一九二〇~一九二二
運命の逆転 一九二二~一九二九

著者等紹介

ハーマン,アーサー[ハーマン,アーサー] [Herman,Arthur]
1956年生まれ。米ミネソタ大学卒業後、ジョンズ・ホプキンズ大学で修士号と博士号を取得。『近代を創ったスコットランド人』は全世界で35万部発行され、『ガンディーとチャーチル』はピュリツァー賞最終候補になるなど、アメリカを代表する歴史家

田中洋二郎[タナカヨウジロウ]
印ネルー大学大学院修了、国際交流基金勤務

守田道夫[モリタミチオ]
東京大学経済学部卒業、丸紅勤務を経て翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

43
フランスが降伏し単独でヒトラー率いるドイツと対峙することになった時、巧みな演説で彼は国民を鼓舞した。引退同然の暮らしから戦争内閣の首相に返り咲いたチャーチル。一度も武器を取ることなくインド独立を勝ち取ったガンディー。彼等はそれぞれ望むものを手に入れたはずだった。しかしその代わりにかけがえのないものを失った。チャーチルは終始言い続けてきたインドを。ガンディーは非暴力主義による統一国家インドを。二人は国家を背負った立場としては、一度も会っていない。もし二人が実際に言葉を交わしていたら今どうなっていただろうか。2019/02/06

ばたやん@かみがた

24
1930年代という現代の中でも最も風雲急を告げる時代にあって、イギリスとインド両国の政治的頂点を極めんとする二人。しかし成長期を活写した上巻と異なり、二人を取り巻く政治的環境は余り好ましいものではない。独立の声を前にして宗派的・カースト的対立の激化にうんざりするガンディーは時折の監獄入りを歓迎する風でもあり、インドへの自治権付与にすら反対するチャーチルは寧ろそのせいで彼の政治的才能を浪費していた。そして後の世代により、更には時代その物により二人は追い抜かれて行く。そういう訳で上巻より重苦しい読書であった。2018/12/26

TK39

3
あくまでもインドを大英帝国の不可欠なものとして、自治を与えることにすら反対するチャーチル。暴力無しで独立を求めるガンディー。 インドの多様性を考えると一枚岩になることは難しい。ガンディーの存在により、何とかつながっていたインドは実際に独立を手にする段階で分裂、暴力が起きる。 あまりにも色々な出来事が並行して起きた時代であった。2023/08/08

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