出版社内容情報
氷河や火山など圧倒的な自然に囲まれ、観光地として注目を集めるアイスランド。古い北欧語の複雑な語形変化を今に残す個性的な言語。
入江 浩司[イリエ コウジ]
金沢大学大学院人間社会環境研究科教授。専門はアイスランド語学、言語学。著書に『アイスランド・グリーンランド・北極を知るための65章』(共著、明石書店)『世界の名前』(共著、岩波新書)ほか。
内容説明
会話、文法、はじめての入門書。
目次
アイスランドへようこそ
彼はアイスランド語を話します
クレイナはいかがですか?
あなたのご家族の写真ですか?
私はアイスランド語を勉強しています
こちらに来て2年になります
航空便で送りますか?
僕はアイスランド・セーターを持ってるよ
魚の肝油はどこですか?
ビョークは僕のお気に入りの歌手なんだ
週末は何をするつもり?
シングヴェトリルにて
テレビとラジオとDVD
バスターミナルにて
友人への手紙
天気が急変して
クリスマスの予定
暗い冬の過ごし方
お誕生日おめでとう
またこの国を訪れたいと思います
著者等紹介
入江浩司[イリエコウジ]
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程退学。アイスランド語学専攻。金沢大学人間社会学域人文学類教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
48
全島噴火がまじかか、と言われてて心配。 オーロラ観に行って以来気になる国。 しゃべる人は30万人しかいない言葉。ちょっぴりドイツ語をぼそぼそさせた感じかなあ。2023/12/09
サアベドラ
13
アイスランド語の入門書。著者は金沢大学の教授で日本で数少ない(というより唯一の?)アイスランド語を専門とする言語学者。アイスランド語は文法構造的に近縁のノルウェー語よりもむしろ古英語やゴート語に近く、いわばゲルマン語界のシーラカンスのような存在のため、日本ではいままで研究者か学生向けの難解な本ばかり出版されてきた。本書でやっとまともな初級者向けの独習書が出たので、いままで(北欧神話やサガなどで)アイスランド語に興味はあったけど手を出してこなかったという人は挑戦してみるのもいいのではないでしょうか。2018/02/21