「空気」の構造―日本人はなぜ決められないのか

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「空気」の構造―日本人はなぜ決められないのか

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  • サイズ B6判/ページ数 240,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560082829
  • NDC分類 302.1
  • Cコード C0033

出版社内容情報

原発事故で再び脚光を浴びることになった「失敗の本質」とは? 「日本」を語る新たな地平を模索する渾身の書き下ろし。

【著者紹介】
1953年生まれ。東京大学経済学部卒。NHKで「クローズアップ現代」などを手掛ける。現在、株式会社アゴラ研究所所長。著書に『電波利権』、『ハイエク 知識社会の自由主義』、『イノベーションとは何か』、『「日本史」の終わり』他。

内容説明

社員は優秀なのに経営者が無能!?日本の政治と企業の「失敗の本質」をさぐる。丸山眞男、山本七平の営為を踏まえ、「日本」を語るための新たな地平を模索する渾身の書き下ろし。

目次

序章 「空気」が原発を止めた
第1章 日本人論の系譜
第2章 「空気」の支配
第3章 日本人の「古層」
第4章 武士のエートス
第5章 日本軍の「失敗の本質」
第6章 日本的経営の神話
第7章 平和のテクノロジー
第8章 日本型デモクラシーの終わり

著者等紹介

池田信夫[イケダノブオ]
1953年生。東京大学経済学部卒業後、NHKに入局。報道番組「クローズアップ現代」などを手掛ける。同局退職後、慶應義塾大学で博士(学術)取得。現在、株式会社アゴラ研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

29
日本的システムは、平時はうまく進むが、緊急時には指揮命令がうまくいかずに混乱する、ということを、歴史、戦時を紐解きながら説明している。池田氏の話は、実際にセミナーを聞いたこともあるけど、結論に至る議論の部分がどうもはっきりしないというか、その話の流れでどうしてこの結論?、と感じてしまうのは、僕の理解力不足だろうか…?天皇の戦争責任について、いともあっさりと書いてくれてるな、というのが印象に残りました。2014/07/27

金吾

17
○ 山本七平や丸山眞男の日本人論をベースにした日本人論でありよくまとまっていて面白かったです。はじめにを読むと日本人が近代世界において特異な存在であり理解されにくいことがよくわかります。また原発の話(政治家はお願いだけして責任はとらない)は今のコロナ対策と一緒だなと感じました。目的意識がないため「後ろ向き推論」が出来ないや「両論併記と非決定」はまさにその通りだと思いました。2021/06/13

壱萬弐仟縁

8
役所や企業のタコツボ(10頁)。コーポレートカルチャーなのだろうが。日本人論の古典を丁寧に解きほぐしながら、日本人の国民性、精神性を解明しようとされる。水利システムのピラミッド型構造(49頁)。共同体のトップダウン的な感じを受ける。それが、国の中央集権型命令系統につながっていったのだろうか? だが、一揆と下剋上があったではないか(70頁)。これは下から上へのボトムアップで反発する庶民の姿が垣間見える。無責任構造が温存している歴史は恥部ではないか。TPPで日本社会は原発事故と同様、取り返しがつかないと思う。2013/06/21

ジョンノレン

7
丸山眞男を始めとする彼我の日本人論を軸に、日本独特の「空気」が支配する社会が如何に形成されて来たかを思想や社会・権力構造を踏まえ、しっかり深掘りして解き明かしてくれる。 しかしながら著者は、日本は困難な問題は意思決定を先送りし、両論併記でお茶を濁すと批判し、「空気」を否定的に述べるのみで、改善策は尻つぼみ。 個人的には日本人が今も同調圧力に弱かったり、長いものに巻かれ易いのは、教育の要素が大きい様な気がしている。小学校から相変わらずの画一教育。攻守交代ディベートの時間導入等で自己発見と思考力醸成が必要だ。2022/04/11

おっくー

6
とある方に推薦された本。歴史が好きな人は話が理解しやすい。山本七平、丸山眞男を中心に書かれている。個人的には北一輝が気になった。全般的にとても勉強になった。日本軍における空気。大正デモクラシーの空気。現代社会の空気。興味がそそられる本でした。2014/10/18

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