承認をめぐる病

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承認をめぐる病

  • 斎藤 環【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 日本評論社(2013/12発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 279p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784535984011
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3047

出版社内容情報

自分を認めてもらいたい気持ちに過度にこだわるとき、人はさまざまな病理を露呈する。時代に明るい論客による最新精神医学論集。

●思春期解剖学
01 若者文化と思春期
02 終わりある物語と終わりなき承認
03 「変わらない」ことの「幸福」と「不幸」について
04 若者の気分とうつ病をめぐって
05 「良い子」の挫折とひきこもり
06 群れる力と群れない力
07 サブカルチャー/ネットとのつきあい方
08 家族と暴力―時代的変遷について
09 秋葉原事件―3年後の考察
10 震災と「嘘つき」

●精神医学へのささやかな抵抗
11 「精神媒介者」であるために
12 Snap diagnosis事始め
13 医療は「ひきこもり」現象をどう引き受けるのか
14 ひきこもりと対人恐怖・社交恐怖
15 現代型うつ病は病気か
16 すべてが「うつ」になる―「操作主義」のボトルネック
17 悪い卵とシステム、あるいは解離性憤怒
18 「アイデンティティ」から「キャラ」へ
19 ミメーシスと身体性
20 フランクルは誰にイエスと言ったのか
21 早期介入プランへの控えめな懸念

【著者紹介】
筑波大学医学医療系社会精神保健学

内容説明

他人に認められないと、自分が愛せない!気鋭の精神科医が世相と精神医学を架橋する。

目次

思春期解剖学(若者文化と思春期;終わりある物語と終わりなき承認;若者の気分とうつ病をめぐって;「良い子」の挫折とひきこもり;サブカルチャー/ネットとのつきあい方;子どもから親への家庭内暴力;秋葉原事件―三年後の考察;震災と「嘘つき」)
精神医学へのささやかな抵抗(「精神媒介者」であるために;Snap diagnosis事始め;現代型うつ病は病気か;すべてが「うつ」になる―「操作主義」のボトルネック;悪い卵とシステム、あるいは解離性憤怒;「アイデンティティ」から「キャラ」へ;ミメーシスと身体性;フランクルは誰にイエスと言ったのか;早期介入プランへの控えめな懸念)

著者等紹介

斎藤環[サイトウタマキ]
1961年岩手県生まれ。筑波大学医学研究科博士課程卒業。医学博士。爽風会佐々木病院等を経て、筑波大学医学医療系社会精神保健学教授。専門は思春期精神医学、病跡学。『関係の化学としての文学』(新潮社)で日本病跡学会賞を、『世界が土曜の夜の夢ならヤンキーと精神分析』(角川書店)で角川財団学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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徒花

187
うーん、まあまあ。インターネット社会における若者を中心とした承認欲求の肥大化や偏りなどについて心理学、精神医学、哲学的な側面から考察を加えている本なのだけど、最終的になにがいいたいのかよくわからん、というのが率直な感想。これは「おわりに」で書かれているとおり、いろいろなところで書いた原稿を一冊にまとめただけの本であるからだろう。いまさらエヴァの考察とか秋葉原の無差別殺傷事件の解説をされても目新しさがないなあ、などと。内容も難しいので、とくに人に勧めるような本ではない。2018/10/23

マエダ

75
えっおもろ びっくりした。表紙は相容れないが中身は肉厚である。「承認をめぐる病」は大きく分けて3つ「承認への葛藤」「承認への過剰適応」「承認への無関心」著者がこの仮説に気づいたのは臨床経験からではなく、アニメ作品がきっかけだという。メランコリー型とディスチミア型鬱の特徴は考察鋭く非常に面白い一冊。2019/02/01

おいしゃん

60
表紙に騙されてはいけない。漫画のようなライトな表紙だが、中身は間違って教授論文でも手にとってしまったか、と思うほど本格的な精神医学。かなり難解な部分はあるが、学校における「キャラ」や、サブカルチャー、現代うつなど、トピックは興味深いものが多い。2014/10/12

寛生

59
【図書館】斉藤はラカニアンだけあって、ラカンが奨励する分析学の原点をよく見据えながらも、ありとあらゆる「他者」と’alterity’を分析していく。まるで、人間がうんこをする認識を捨てたかのように、嘘をついていることさえも認識していない議員や学者、そして、フクシマがまだ収束していない最中、再び再稼働を容認しようとする政府まで、それは、私たち日本人が「外傷性」を被っていることさえ認識できないほど救いようがないからか?実践的な場面も多々ありかなり参考になる。すべての分析家、治療家、臨床家におすすめしたい。 2014/07/07

takaC

52
待ち期間6ヶ月の図書館本で読んだけどそこまでして読むほどのものではなかったかも。なんだか読みにくい文章だった。2014/10/10

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