出版社内容情報
天皇制国家・日本はアジア太平洋戦争に突入、1945年8月、「降伏」に至った。その過程で何があったのか。真の姿を浮き彫りにする
日本の戦争指導/「終戦」と「敗戦」
第1章 開戦を躊躇う 入り乱れる思惑
第2章 迷走の始まり 陸海軍間の角逐と妥協
第3章 混乱を深める 硬直する戦争指導
第4章 抗争を繰り返す 打倒工作から終戦工作へ
第5章 動揺する重臣たち 戦争の継続か終結か
第6章 戦争終結に舵を切る 終戦工作の開始と展開
第7章 昭和天皇を動かす 聖断方式採用の背景
第8章 動揺と決断と 「聖断」決定への経緯
おわりに
【著者紹介】
山口大学文学部教授
内容説明
あの戦争の終わらせ方、終わり方のなかに、戦後日本の原型がある。1945年、ポツダム宣言という形で「降伏勧告」を受けながら、結局ソ連参戦、原爆投下という外圧によってしか「終戦決定」に漕ぎ着けることができなかった日本の政治・政治指導の実態を丁寧な史料の読み込みを元に明らかにし、現在の政治・政治指導の根源を解き明かす。
目次
第1章 開戦を躊躇う―入り乱れる思惑
第2章 迷走の始まり―陸海軍間の角逐と妥協
第3章 混乱を深める―硬直する戦争指導
第4章 抗争を繰り返す―迷走する戦争指導
第5章 動揺する重臣たち―戦争の継続か終結か
第6章 戦争終結に舵を切る―終戦工作の開始と展開
第7章 昭和天皇を動かす―聖断方式採用の背景
第8章 動揺と決断と―「聖断」決定の経緯
著者等紹介
纐纈厚[コウケツアツシ]
1951年岐阜県生れ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、山口大学独立大学院東アジア研究科教授、山口大学理事兼教育学生担当副学長、政治学博士。近現代日本政治史・現代政治社会論、対アジア関係史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
秋津
sonsofmarket
kumonosuke