出版社内容情報
環境保護先進国イギリスの市民参加制度を「情報アクセス権」、「意思決定への参加権」、「司法アクセス権」促進の視点から分析。
はじめに
第I部 環境に関する情報アクセス権(1)
──公的登録簿による情報の提供
序論
第1章 環境情報の秘密性重視の時代
第2章 公的登録簿制度の実態
第3章 日本との比較
結論
第II部 環境に関する情報アクセス権(2)
──2004年環境情報規則に基づく情報の開示
序論
第1章 環境情報開示に関するイギリスの動向
第2章 2004年環境情報規則(1)──情報開示システム
第3章 2004年環境情報規則(2)──開示・不開示の判断基準
第4章 環境情報開示の意義
結論
第III部 環境に関する意思決定への参加権
──環境許可決定過程への市民参加
序論
第1章 環境意思決定への参加権
第2章 環境許可決定過程への市民参加(1)──制度比較
第3章 環境許可決定過程への市民参加(2)──市民参加の実態
結論
第IV部 環境に関する司法アクセス権
──環境公益訴訟の理論と実態
序論
第1章 オーフス条約9条とイギリスにおける司法審査請求
第2章 環境公益訴訟の原告適格
第3章 オーフス条約9条4項に関するイギリスの動向
結論
おわりに
林 晃大[ハヤシ アキトモ]
著・文・その他
内容説明
本書は、国際社会において重視されている環境分野における市民参加について、環境保護先進国の1つであるイギリスにおける制度構築とそれに関する議論に焦点を当てて検討したものである。
目次
第1部 環境に関する情報アクセス権(1)―公的登録簿による情報の提供(環境情報の秘密性重視の時代;公的登録薄制度の実態 ほか)
第2部 環境に関する情報アクセス権(2)―2004年環境情報規則に基づく情報の開示(環境情報開示に関するイギリスの動向;2004年環境情報規則(1)―情報開システム ほか)
第3部 環境に関する意思決定への参加権―環境許可決定過程への市民参加(環境意思決定への参加権;環境許可決定過程への市民参加(1)―制度比較 ほか)
第4部 環境に関する司法アクセス権―環境公益訴訟の理論と実態(オーフス条約9条とイギリスにおける司法審査請求;環境公益訴訟の原告適格 ほか)
著者等紹介
林晃大[ハヤシアキトモ]
1979年兵庫県生まれ。2002年関西学院大学法学部卒業。2007年関西学院大学大学院法学研究科博士課程後期課程満期退学。その後、近畿大学法学部講師を経て、近畿大学法学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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