内容説明
水車の道、聖パウロ教会、幸福の谷。そして高原のサナトリウム…堀辰雄が『風立ちぬ』で描いた純愛の舞台・軽井沢を今、再び旅する。小説のあの名場面と「旅訳」を合わせて読めば、辰雄の愛した軽井沢の風が吹く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chimako
55
こういう話だったのか……若い自分は何を感じていたのか全く思い出せず始めて読んだ感覚。最愛の人が死に向かう何ヶ月間を共に過ごす主人公。山のサナトリウムでの毎日が美しい日本語で語られる。今から80年くらい前に書かれた小説だが、その間の日本の変わりように驚かされる。この本はJTBが旅訳と銘打って出版している。普通の文庫で読みたかった。ジブリの映画がこの小説とどうつながるのか。7月が楽しみ。2013/06/26
夏花
2
ものがたりに出てくる場所など、知識がたくさんで面白かったです。2015/02/27
kaizen@名古屋de朝活読書会
2
NHK テレビのJブンガクの冊子で紹介されていました。 堀辰雄に軽井沢がよく似合う。2010/08/07