内容説明
株価や国債の暴落はあるか?預金は大丈夫か?所得や生活は?量的緩和という世界の危機を救った“劇薬”。その縮小が市場を不安定にし、日本経済を直撃する?
目次
1 量的緩和とは「誰が借金を請け負うのか?」の成れの果て(量的緩和とは何だったのか;量的緩和の効果は金融市場にどのように影響したか? ほか)
2 米国の量的緩和縮小は世界経済・日本経済にどのような影響を与えるだろうか?(アベノミクスは米国の量的緩和縮小の影響を受けるか?;世界経済は、量的緩和の支えが外れ、低成長時代を迎えるのか? ほか)
3 米国の量的緩和縮小は世界の金融市場にどのような影響を与えるだろうか?(日本の金融機関の預金は大丈夫か?;量的緩和の正常化は日本の国債暴落のきっかけになるか? ほか)
4 米国の量的緩和縮小は、私たちの生活にどのような影響を与えるのか?(給料や賃金の増加を支えるために何をすべきか;生活の直撃するインフレに対する処方箋は何か? ほか)
著者等紹介
真壁昭夫[マカベアキオ]
1953年神奈川県生まれ。76年一橋大学商学部卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。83年ロンドン大学経営学部大学院(修士)卒業、85年メリル・リンチ社ニューヨーク本社へ出向。帰国後、98年第一勧銀総合研究所金融市場調査部長、内閣府経済動向分析チームメンバー、第一勧銀総研やみずほ総研の主席研究員を経て、2003年から信州大学大学院イノベーション・マネジメント・センター特任教授に。05年から同大学経済学部教授
平山賢一[ヒラヤマケンイチ]
1989年横浜市立大学商学部卒業後、大和證券投資信託委託入社。94年青山学院大学大学院国際政治経済学研究科卒業(国際政治学)。97年東京海上火災保険入社。現在は、東京海上アセットマネジメント株式会社・運用戦略部チーフストラテジスト兼チーフファンドマネージャー、一橋大学大学院商学研究科・非常勤講師。年金総合研究センター(現・年金シニアプラン総合研究機構)客員研究員(2001年度、04年度)、経済産業省産業構造審議会臨時委員、東京工業品取引所指数特別委員会委員、農林水産省「農産物商品市場の機能強化に関する研究会」委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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