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世界経済の三賢人―バフェット、ソロス、ボルカー

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532354039
  • NDC分類 338.253
  • Cコード C0033

内容説明

金融の大混乱を予想し、資産バブルを警告していた3人の男がいた―バフェット、ソロス、ボルカー。ウォール街の金融機関経営者と政府要人たちが名声を落とす中、彼らの叡智と先見は全世界の注目を集めた。辿ってきた経歴の大きく異なる3人が、なぜ同じ未来を見通すことができたのか?金融連鎖破綻を予言し、日米でベストセラーを記録した『なぜ、アメリカ経済は崩壊に向かうのか』の著者チャールズ・R・モリスが、3人の共通点―50年以上も市場にかかわり、ウォール街に対して否定的で、学者の妙案よりも良識を重んじ、多くの恐慌と強気相場を見てきた経験から効率的市場など存在しないと割り切っている…などを解明し、これからの市場と経済を分析するうえで欠かせない視点を伝授する。

目次

ソロス
バフェット
ボルカー
経済学、市場、現実

著者等紹介

モリス,チャールズ・R.[モリス,チャールズR.][Morris,Charles R.]
12冊の著作を持つ弁護士であり、元銀行家である。『世界同時好況が来る』はニューヨーク・タイムズ紙のNotable Book of 1990に選ばれた。The TycoonsはBarron’s Best Book of 2005に選ばれている。金融連鎖破綻を予言し、CDSによる損失を適確に予測した前著『なぜ、アメリカ経済は崩壊に向かうのか』はニューヨーク・タイムズ紙ベストセラーになった。ニューヨーク・タイムズ紙、ウォールストリート・ジャーナル紙にたびたび寄稿している

有賀裕子[アルガユウコ]
翻訳家。東京都生まれ。東京大学法学部卒業。ロンドン・ビジネススクールで経営学修士(MBA)取得。通信会社勤務を経て、1998年から翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

13
ソロスしか存じ上げず。2009年初出。ボルカーのところで、「より重要なのは、インフレ圧力を低下させた場合、受け入れ難い犠牲が伴うように思われた点」(183頁)。オーカンの法則は、インフレ率を1%押し下げる毎に、雇用が3%減り、GDPは9%も縮小するもの(184頁)。この部分だけだが、日本はインフレ率2%として、どんな雇用を増やし、GDPをどれだけ上げようとしているか? と思う。誘導、とは、意図的、恣意的な物価高で、増税やTPPで物余り、売れ残り、ゴミ↑と思っているが、杞憂なのだろうか。今から弊害を想定す。2013/06/09

手押し戦車

8
マネーゲームのヒートアップの原理。何らかの原因で株価の下落時に空売りをすると、株価が下がるとともにどんどん売り浴びせを強める事になる。もし株価が途中で大きく反発したら買戻さなければならない正に不思議の国のアリスの様な状態で、下がれば下がるほど儲かる状態を満喫しているのに突然、借りた株価より値段が大きく上がり驚いてしまう。買って高く売るけど下がって儲ける行為はそっちの方がアリスの世界になる。でもアリスは冷静に対応したことで有り得ない現実を受け入れて人と逆の事をやって対応して現状に溶け込むことで成功した!2014/12/11

阿輸迦

2
世界経済の賢人になりたくて、くり返し読んでいる。けど、なかなか賢人の域には達しない。読むたびに、新しい発見がある。ケインズ理論の数理モデルを考案したのはジョン・ヒックスやアルヴィン・ハンセンだけど、それが具体的にどのようなものかは未だに理解できない。でも、経済って理論通りに動かないんだよな。2018/08/26

うさぎ

1
三人がすごいのはわかったんだけど、真似できないなー。2018/12/01

koguma

1
バフェット、ボルカー、ソロスの三人は全く違う思想を持ち違う立場にいながら、強い個性と信念を持っていた点、より長期的な視野、あるいは表面に見えるものではなく、その裏柄のメカニズムを見ようとする視点を持っていた点で共通する。 この本だけでは踏み込みが浅いと思うけれど、他の本でそれぞれの人物像について一定の知識を持った上でこの本を読むと、三人のコントラストを通じてまた違った感慨が得られる点が、この本の一番の利点だ。2011/08/20

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