稲盛和夫 最後の闘い―JAL再生にかけた経営者人生

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稲盛和夫 最後の闘い―JAL再生にかけた経営者人生

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532318987
  • NDC分類 687.067
  • Cコード C0034

内容説明

「誰のカネやと思ってる!あんたにそれを使う資格はない」官僚的な経営幹部らを容赦なく叱り飛ばした稲盛。リーダー不在という日本の課題に斬り込む迫真のルポ。

目次

1章 ファーストスクラム
2章 経営に禁句はない
3章 大嫌いからの出発
4章 独占は悪
5章 これが経営か
6章 アメーバの威力
7章 たった4人の進駐軍
8章 辛抱強いバカがいい

著者等紹介

大西康之[オオニシヤスユキ]
日本経済新聞社編集委員。1965年生まれ。1988年早稲田大学法学部卒業後、日本経済新聞社入社。産業部記者、1998年から欧州総局(ロンドン)駐在、2004年から日経ビジネス記者、2005年から同編集委員。2008年から日本経済新聞産業部次長、2012年から産業部編集委員。コンピューター、鉄鋼、自動車、商社、電機、インターネット関連などの業界を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawai Hideki

70
JALの鮮やかな再生の舞台裏の物語。官僚的でガラパゴス化した大企業を、80歳を目前にした大経営者が土台から改革する姿に圧倒された。法的整理で全社をあげててんやわんやになった状態で、最初に取り組まれたのが幹部のリーダー研修。そこでは「うそをつくな」「ごまかすな」といった当たり前のお話が繰り返され、みんなポカーンとなった、というエピソードは笑えるがなかなかに象徴的。中村天風や西郷隆盛など稲盛和夫のフィロソフィの原点と、まどろっこしいくらいコツコツとした実行方法、それがもたらす劇的な効果が分かって面白かった。2014/04/14

それいゆ

65
「アメーバ経営」の仕組みと「フィロソフィ教育」の考え方がおぼろげながら解ったような気がします。京セラの成長、KDDI設立、JAL再生という実績は偉大です。私は、最近その経営や会計処理が問題となっているシャープと東芝の株主で、株価下落に憤りでいっぱいですが、稲盛経営科学を導入して業績を戻してほしいものです。2015/05/29

シブ吉

44
「全社員が本気にならなければ、再建はできませんよ」3万2000人の雇用を守りたい、あえて火中のクリを拾った稲盛会長。意識改革が進んだJALの社員がまとめた小冊子の一節。「最高のバトンタッチを」「一人ひとりがJAL」チケットを売る者、機内食を運ぶ者、客室乗務員、パイロット。全員が自分の仕事を全うし、後ろに続く仲間に「最高のバトンタッチ」をしたときに、初めて最高のサービスが実現する。だから乗客に接する社員もそうでない社員も、「一人ひとりがJAL」を代表して働いているのだ。この言葉、どの業種でも大事な事ですね。2013/09/16

ナミのママ

38
2次破綻もありうる懸念の中、稲盛氏はなぜ77歳でJAL再建を引き受けたのか。…「尊敬する人は?」と聞かれたら「稲盛和夫氏」と答えます。著者は稲盛氏を「静と動が同居する人間」と書いていますが、まさにそのとおりだと思い、私もそこに魅かれます。静かに人生哲学を説く一面と、新たな事業を展開し要職を引き受けていく行動力、どちら側にも深みがあり、人間的な奥の深さを感じます。盛和塾の中、氏の周辺から、この思想がつながっていくことを願います。2014/08/04

takayuki

21
JALの再建について誤解していました。これを読んで、稲盛氏のパワーを改めて実感しました。法的整理という外科的治療ばかりが目立ちますが、「アメーバ経営」と「フィロソフィ」という稲盛氏の持つ内科的な治療がJAL債権のKeyなんですね。たった4人で乗り込み、数年で再建させた手腕は歴史に残るべき事だと思います。勉強になりました。2014/03/14

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