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国家を考える。―自我作古

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  • サイズ B6判/ページ数 436p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532167615
  • NDC分類 304
  • Cコード C0030

内容説明

沖縄基地移設問題、「官主主義」からの脱却、テロと国家紛争―戦後の原点から議論を振り返り、警鐘を鳴らす。「いつか来た道」を繰り返さないために、稀代のジャーナリストが遺した「市民政治論」。

目次

第1章 いつか来た道―過去に起きたことは将来へのプロローグ
第2章 沖縄を思う
第3章 指導者論
第4章 民主主義の根幹
第5章 「官主主義」から市民社会へ
第6章 国家が戦争を起こす理由

著者等紹介

筑紫哲也[チクシテツヤ]
1935年6月23日~2008年11月7日大分県生まれ。59年早稲田大学政治経済学部卒業、朝日新聞社入社。政治部記者、ワシントン特派員、「朝日ジャーナル」編集長、編集委員などを歴任し、89年退社。TBSテレビ系「筑紫哲也NEWS23」キャスター、ジャーナリスト、NPO「スローライフ・ジャパン」理事を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

9
今朝の生島ヒロシのおはよう一直線で、経産省への脱原発テントは違法だという、国家による訴訟が国民を相手に起こされると知った。国民の税金で食べる公務員だが、不法を訴える始末。国民の健康はどうなっているのか、と思うが。そんな冷酷無残な国家(13頁)との表記も合点。著者も国家を巡る虚構に懐疑的だった。00年代の記事は小泉関係が多い感じがする。今はアベノミクスやら支持率6割以上とか、なんとか。いったい、自民党支持の背景には何があるのかと思う。少なくとも、TPP、消費増税、憲法改正、マイナンバー制度ではお先真っ暗よ。2013/05/27

はる

0
ニュース23の司会者としての筑紫さんしか知らなかったが、10年前、20年前から現代の問題点へ警鐘をならし続けてくれていたことが分かりました2011/01/20

yunomu

0
著者のニュース番組で印象深かったのは、インタビューだった。他のキャスターと異なり自分の意見はほとんど言わず、淡々と相手の意見を聞いていく。その姿勢は本書に記載されたagree to disagreeという言葉に集約されているのだと本書を読んで理解できた。世の中の事を考える際、根底にいかに自分が一部分しか知らないかという恐れを常に抱いて、他人の意見に耳を傾ける事がいかに大切なことか。本書が一番伝えたい事は、世の中の大勢だけで判断せず、自分と異なる意見にも耳を傾け、自分の頭で考える事の大切さ、恐れであろう。2010/11/15

tak

0
★★★★★2022/06/12

しにる

0
多分、今この本を読んで、多くの人が思い描くであろう感想を、平凡だと自覚しながらも書く。 [筑紫哲也氏がまだ存命であるならば、彼は今のこの国の現状をどう語るのだろうか。] こういった表現は、筑紫哲也氏に限らず、既に亡くなってしまった様々な作家や文筆家をして多用されるものだということは、重々承知している。しかしそれに尽きるのである。 沖縄への構造的な差別は今なお続き、権力はこれまでになく腐敗し、少数派は継続して顧みられることもなく……。数え上げればきりがないが、著者の憂いは何一つ解決していない事に気づくのだ。2019/03/19

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