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B&Tブックス 今日からモノ知りシリーズ
トコトンやさしいダムの本

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  • サイズ A5判/ページ数 159p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784526078651
  • NDC分類 517.7
  • Cコード C3034

出版社内容情報

ダムの種類や特徴、ダム建設の技術や建設場所の選定、ダムが備える機能、ダムの役割などをわかりやすく解説する。日本の年間降水量は世界平均の約2倍だが、水資源量では世界平均の半分くらいであり、決して水の豊かな国とはいえない。ダムは生活・工業用水などの貯蔵だけでなく、防災の観点からも必要不可欠。本書ではダムの種類や特徴、ダム建設の技術や建設場所の選定、ダムが備える機能、ダムの役割などをわかりやすく解説する。

溝渕 利明[ミゾブチ トシアキ]
著・文・その他

内容説明

ダムは生活や農業・工業用水の安定した供給を可能にしてくれます。また、土砂災害や洪水を予防する存在でもあります。本書では、私たちの生活を支えるダムの役割、構造、造り方などを丁寧に解説します。

目次

第1章 ダムのここだけは知っておこう
第2章 ダムの種類とその特徴
第3章 ダムの計画と設計
第4章 ダムを造るために必要な設備
第5章 ダムの施工技術と工法
第6章 ダムの維持管理とリニューアル
第7章 ダムのいろいろ

著者等紹介

溝渕利明[ミゾブチトシアキ]
法政大学デザイン工学部都市環境デザイン工学科教授。専門分野:コンクリート工学、維持管理工学。1959年岐阜県生まれ。1982年名古屋大学工学部土木工学科卒業。1984年名古屋大学大学院工学研究科土木工学専攻修了。鹿島建設(株)に入社、技術研究所に配属。1993年広島支店温井ダム工事事務所に転勤。1996年技術研究所に転勤。1999年LCEプロジェクトチームに配属。2001年法政大学工学部土木工学科・専任講師。2003年法政大学工学部土木工学科・助教授。2004年法政大学工学部都市環境デザイン工学科・教授。2007年法政大学デザイン工学部都市環境デザイン工学科・教授。2013年公益財団法人日本コンクリート工学会・理事。2016年一般社団法人ダム工学会・理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

17
見開き右側に説明文、左側にイラストや図解をふんだんに用いてダムの工法や必要性、種類等66の項目からダムに迫る本。ダムの周囲の地盤にも水漏れを防ぐためセメントを注入するカーテングラウドやダムを造ると周囲に群発地震が発生する確率が高くなる等面白い。筆者がダム建設の技術者なこともあり、ダムの工法もわかりやすくてよかった。ダムの必要性、必要悪について様々に論じられるけれども、ともかく目の前を川が流れてる私にとっては、その川の上流にダムがなかったら昨今の異常気象の嵐にとっくに家も流されてたんだよな…と考えてしまう。2019/11/30

スプリント

13
2019年の台風・豪雨の経験からダムの仕組みに興味を持ちました。分かりやすく知らない知識を身につけることができます。2019/11/25

Taka

8
触れたことのない世界シリーズ。これから地球温暖化で降水量は必ず増える。災害に対する備えはどうなっているのだろうか。またその財源は如何なるのだろうか。ダムは渓谷に作るのがお得。渓谷ってなんや?重力式。アーチ式。バットレス式。中空重力式。ロックフィル。アース。フェイシング。砂防。地下ダム。ダムも色々。コンクリートじゃなくて土を使うこともある。施工の仕方等は難しくて全然頭に入らない。ダムに沈む村とかなんとか言うが、水害を防ぐ為にダムは必要という認識でオッケー?でもこれも思い込みだったりする?土木ってすごいと感心2022/10/08

あるにこ

5
図書館本。ダム計画からできるまで40年かかるのは驚き。地盤調査に10年、近隣住民の理解や移転、土地買収に10年、工場道路、コンクリート製造設備に10年、建設に10年。計画時に生まれた人はいい年になってるだろうし、計画した人はもしかしたらダムを拝めないのかなぁと。ダムに使用するコンクリートは東京ドーム530杯とすごい量。引張に弱いコンクリートだが、引張力がかからないよう、設計のため鉄筋は使わない。水圧はコンクリートの自重で耐える。その他ダムカードや建設中に作業者用に街が一時発展するなど興味を持つ内容ばかり。2023/02/12

乱読家 護る会支持!

5
河川法のダムに関する特則「河川の流水を貯留し、又は取水するため第26状況第一項の許可を受けて設置するダムで、基礎地盤から堤頂までの高さが15m以上のもの」。日本のダム数は2753基。引っ張り力が働かない構造のため、基本的には鉄筋は入っていない。ダムが出来ると地震が起きる[因果関係は未解明]。調査開始から用地確保、準備工事、ダム本体建設を経て、ダム完成まで約40年かかる。。。 カードで女子を魅了する(?)ダムですが、、、おじさんも魅了されます。 黒四ダム、見たい!2019/04/24

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