保険に頼らないリスクマネジメント

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  • サイズ A5判/ページ数 173p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784526056734
  • NDC分類 336
  • Cコード C3034

内容説明

本書は「リスクマネジメント」の手法として、保険ではないアプローチを紹介する。具体的な手法として、組織のナレッジマネジメント、分散ポートフォリオ、リスクの証券化、リアルオプションの4つを取り上げ、企業経営に収益のマイナスをもたらすリスクの内容とそのマネジメント手法について、活用される場面を交えて、その狙いと効果を解説した。

目次

第1章 組織力によるリスクマネジメント(避けられないヒューマンエラー;精神論でも保険でもない、ヒューマンエラー防止の取り組み ほか)
第2章 リスクの分散(日本における映画産業;投資家へのリスク移転;ポートフォリオによるリスク分散)
第3章 災害リスクの証券化(キャタストロフィックロス;大地震における歴史の教訓 ほか)
第4章 DCF法とリアルオプション(投資の意思決定;最も避けたいのは変動よりも損失;投資回収のリスク計測手法;リアルオプションの登場)
第5章 新しい法的リスクに対するマネジメント(個人情報保護法の制定;新しい法律ゆえに混乱する受け止め方;新しい法律が出来た時の対策のあり方)
第6章 リスクマネジメントとは(企業にとってのリスクの正体;求められる情報公開と客観性 ほか)

著者等紹介

棚瀬桜子[タナセサクラコ]
(株)東京商工リサーチ情報事業統括本部TSR経済研究室室長。千葉商科大学客員講師。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、株式会社駿河銀行入行。システム部、営業本部ダイレクトバンキングサポート、マーケティング部勤務、一貫してCustomer Relationship Management情報システムの企画構築に携わる。2001年、慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA取得)後、株式会社センチュリーコンサルティングディレクターを経て、2003年8月より現職。企業倒産を中心としたマクロ景気動向の分析に携わる。専門はリスクマネジメント。企業のビジネスリスクへの対処法、倒産リスクの分析等の講演多数。(社)日本証券アナリスト協会検定会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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