出版社内容情報
日本弁理士制度100周年記念出版。日本弁理士会近畿支部(会員500名)がそれぞれの専門家を動員、特許・実用新案・意匠・商標に関して、これまで弁理士に相談された200件を超える質問に丁寧に答えたもの。特許法の目的から始まり、外国への特許出願に関するものまで幅広くとらえている。
内容説明
本書はこれまで弁理士に相談された多数の質問から167件を厳選し、丁寧に答えています。企業や大学の研究者、学生、発明家など知的財産権の関係者にお勧めするとともに、弁理士にとっては必須の書です。
目次
特許法の目的について説明して下さい。
物の発明と方法の発明との違いについて教えて下さい。
コンピュータプログラムは特許になるのですか。また、特許になる場合には、出願書類の作成においてどのような点に留意すべきでしょうか。
病気の治療方法は人間に大変役立つ技術だと思いますが、このようなものについては特許を受けることができるでしょうか。
特許出願は早い者勝ちだと聞いています。私は特許庁から離れた地域にいるのですが不利になることはないですか。
日本の企業と米国の企業との共同発明を、日本と米国とで権利化しようとするとき注意すべき事項は何ですか。
当社は他社と新製品を共同開発しました。この新製品について特許出願をする場合、どのような点に注意すればよいでしょうか。
当社はある製品について特許出願をしました。当社で製品化するのは大変なので、他社にこの出願を売ってしまおうと思っています。そのようなことは可能なのでしょうか。また、出願を売る以外の方法があれば説明して下さい。
製品を販売したところ、売れ行きがよいので特許出願をしようと思いますが可能でしょうか。
私は自分の研究成果を近々学会で発表する予定ですが、予稿集は既に発行されています。予稿集に書かれた内容について特許を取得することができますか。〔ほか〕