内容説明
高度情報社会を生きるわれわれにとって、情報を余すところなく伝達することは極めて困難である。われわれは情報を抽象化することで互いにコミュニケーションをとり、徐々に文明の発達深度を深めてきた。本書は高度化する現代社会において、情報をいかに活用するか10の視点から解説している。
目次
第1章 利益の獲得と社会貢献―CSR(企業の社会的責任)
第2章 情報の特性―目的適合性と信頼性
第3章 トレード・オフ―情報の物々交換
第4章 記号論の3分野―構文論・意味論・語用論
第5章 オグデン、リチャーズの三角形―意味の意味
第6章 抽象のハシゴ―思考レベルの理解
第7章 合理性と因果性―合理的思考の危険性
第8章 エディプス効果―予言の実現
第9章 衣裳哲学―形式重視的風潮に対する警鐘
第10章 アリバイ症候群―主役と脇役の逆転
著者等紹介
船本修三[フナモトシュウゾウ]
博士(商学)。昭和45年3月立教大学経済学部経済学科卒業。昭和47年3月立教大学大学院経済学研究科修士課程修了。昭和50年3月大阪学院大学大学院商学研究科博士課程単位取得満期退学。昭和62年4月大阪学院大学商学部教授。平成6年4月大阪学院大学流通科学部教授。平成12年4月大阪学院大学企業情報学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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